東品川文化センターのヘルストレーニングルームを廃止

品川区立文化センター条例の一部を改正する条例

 第三回定例本会議に上記の議案が提出されます。(説明)では東品川文化センターのヘルストレーニングルームを廃止する必要があるというものなので、見学に行ってきました。
 東品川文化センターは東品川3丁目の天王洲通り沿いにあります。シルバーセンター、東品川第二在宅介護支援センター、文化センターが一緒になった建物です。3階の100㎡ほどのトレーニングルームは筋力トレーニング用のバーベル、ダンベル、2台のランニングマシン、5台のエアロバイク、ボート漕ぎなどがあります。2時間ごとに男女別に利用でき,運動した後はサウナ施設も利用できます。見学に行った時は3人の方が利用していました。そのうちのひとりは71歳でした。午前中は平均して利用者が少ないということでしたが、8月は437人もの方が利用されていました。およそ4割が70歳以上の利用です。体力増進、医療・介護予防の施策がこれからの元気な高齢者のためには必要です。このことに逆行する今回の廃止の理由を、館長・所管の生涯学習課長に聞きました。ちなみに廃止後は演劇活動などに使えるように防音設備の部屋にする計画です。本年度1000万円の予算化がされています。【 】は私見です。

①30年前から始めているのでトレーニング機器が古くて心配である。【ランニングマシンやエアロバイクは最近購入している。新規購入も可能ではないか。毎月メンテナンスもしているので安全性は確保されているのではないか。】
②大井清掃工場からの給湯でシルバーセンターのお風呂とヘルストレーニングルームのサウナをまかなっていたが、配管故障で修理が高額なため新しくボイラーを設置。ボイラーのランニングコストが高い。【ヘルストレーニングルームを廃止する理由にはあたらないのではないか。】
③平成14年度庁内事務事業評価D(Dは見直し又は廃止の事業)【区民は残して欲しいと署名している。行政評価と区民評価は一致しない】
④健康づくり事業として『品川健康センター』『荏原健康センター』があり、同じような施設は必要ない。【品川健康センターは高齢者が自分のペースで利用できず、使いにくい:利用者の声】
⑤音楽・演劇団体より防音設備の部屋が欲しいと要望がある。【新設するより、現在音楽・演劇団体が利用している部屋を防音改修するほうが良いのではないか。】

 ○9月29日(月)文教委員会で審議します。皆さんはどう考えますか?