市民の思いが届かない!

 1月13日(木)に開かれた第123回品川区都市計画審議会での一コマを報告します。本審議会では『大崎駅西口中地区の市街地再開発事業』の都市計画の変更を議案することになっていました。この地域の計画については私のホームページ(2004年11月18日)に掲載していますので、そちらを少し参照ください。

この地域は市街地再開発事業なので計画が決定されたときには、組合が設立されて権利者(土地・建物の所有者)の方々は権利変換をすることになります。現在88名の権利者のうちの3割弱の方が合意されていません。また昨年12月14日の都市計画変更案の意見募集には1件賛成、13件反対の意見が提出されています。このような状況ですので1時には都市計画課の窓口には多数の傍聴者が詰めかけていました。

審議会の中では22人の傍聴者にもかかわらず、要綱と広報で(先着)10名と明記したという理由で10人しか認めませんでした。当然私は傍聴枠を増やすことを主張しましたが会長代行を務めた委員は出席委員に諮ることもしないで決めてしまいました。

審議のすすめ方では「本件ばかりに時間をかけられない」というようなことばで委員の発言が制限されました。私は議員になった当初からこの審議会のメンバーですがこんなことは初めてで、あまりの驚きに反論を逸してしまいました。(もっとしっかりしなければ・・・)
 
 審議会とは学識経験者や利害関係人の意見を反映させるために設置するというものであるからには活発な議論のもと答申するのが審議会委員の責務と考えます。今回の発言の制限につながるような態度や傍聴者への対応はとても残念です。傍聴者への対応については教育委員会の教科書選択のときにも同じことがありました。今後は傍聴枠の拡大を求めていきます。