谷川俊太郎さんを迎えて

2005年5月23日 11時12分 | カテゴリー: 活動報告

品川区子どもの読書活動推進計画策定記念講演会

 品川区の子どもの読書活動推進計画策定記念講演会が4月24日(日)六行会ホールで谷川俊太郎さんを迎えて行われました。
会場は248席がほとんど埋まるぐらい盛況で、親子連れやおなかの大きな女性、カップルや託児が残念ながら見つからない!けれど谷川さんの話をぜひ聞きたいという赤ちゃんを連れた夫婦連れも何組かいました。
1時間30分の中の1時間は品川図書館長の古里さんと谷川さんの対談、残りの30分は谷川さんご自身による詩の朗読で楽しませてもらいました。

 対談では、鉄腕アトムの主題歌は曲が先にできて後に詩をつけたために、言葉がどうしてもうまく入らなかったところは『ラ・ラ・ラ』でしのいだことや、谷川さんが友人といくカラオケでは最後に鉄腕アトムで〆るのだそうですが、ラ・ラ・ラの部分がいちばん力強く歌われていること、本の中の詩と絵のバランスの駆け引きなど興味深いお話が続きました。

詩の朗読では「耳を澄ます」や子どもたちにもわかる「おならうた」や「かっぱ」など数編を披露してくれました。詩はたとえ意味がわからなくても耳から入る響きも言葉としてとても大切なことだとおっしゃっていました。本の読み聞かせは耳から入る言葉の美しさを知ることや「聞く力」を育てることにも大きな力を発揮するのではないかと思いました。

 子どもが本を読まないという親の質問に対して、谷川さんは「あなたは本をよんでいますか?」と聞き返しているといいます。親が本を読む姿が子どもによい影響を与えるし、子どもと一緒に楽しめる本が本棚にあるという環境をつくってあげることがよいことではないかといいます。

 私は小学校3・4年生のときに担任の先生から給食の時間に本を読んでもらった経験があります。毎日給食を食べ終わった後の10分間に1冊の本を少しずつ読んでもらうのです。何冊か読んでもらったと思うのですが、覚えているのは「ビルマの竪琴」だけという記憶力の悪さです。2ページか3ページぐらいずつだから1年で1冊だったかもしれませんけれど。読み終わった後の明日が待ち遠しかったことを今でもよく覚えています。

私の子どもが小さいときは日本昔話が流行っていて、我が家も「日本昔ばなし」と「世界昔ばなし」の全集をそろえて毎日寝る前に子どもによんで聞かせたことが今では懐かしく思い出されます。子どもたちの記憶に残っているかどうかは確かめていませんが・・・