大事にしたい、みんなに一つずつあるお国自慢

2007年2月7日 22時22分 | カテゴリー: 活動報告

 大井三叉商店街をご存知ですか。JR大井町駅を阪急デイリーショッパーズ側に降りて、線路沿いを大森方面に80メートルほど歩くと右手に時計台が。そこを斜め右に折れた街路が三叉商店街だ。短いけれど古くからある商店街で、突き当りには地蔵尊がまつられていて、香のけむりが絶えないところ。かつては、左手に小説「時代屋の女房」のモデルとなった「時代屋」が骨董を商っていて(移転してから10数年はたったか)、さらにさかのぼると、交差点を渡ったあたり(らしい)に映画館もあったということだから(私の友人の学生時代ということだから、かれこれ30年以上前のことらしい)、その当時は大井町の中心街であったのだと思う。今でも、古くから商いをしているという呉服屋さんのウインドウに越後上布のそれはすばらしい一品がさりげなく展示されていたり、一つ一つのお店がなぜかちょっとうれしい、そんな雰囲気が残る商店街だ。

 先日、以前から気にかかりながら、通り過ごしていたお店を思い切って訪ねてみた。ここは、絵画を中心に時計なども扱うお店だから、中に入ると興味は尽きないのだが、ふと店の片隅に目を止めると長野県は小布施特産のお菓子が各種並んでいる。変ったお店だなと思いつつ、声をかけると奥から初老の男性が出てこられた。議会報告のニュースをお読みいただいての感想や区政への提言をいただけたら、と話すと、「井上さんはどこから出ているの」と。ネットの議員は特定のエリアからではないこと、議席を市民全体のものと考えていて、まちの課題は足を使って掘り起こしていることなどを伝えたのだが、私は、地域の方々にお話を伺うとき、好んで「出身は、信州八ヶ岳の裾野のまちです」と自己紹介する。すると店主は、「同郷ですね」と顔をほころばせたのだ。それで小布施の栗きんとんや栗鹿の子を商うなぞが解けたというものだ。

 2003年以来、私はひょんなことから品川区の長野県人会婦人部長を仰せつかっている。地域で活動を共有する友人・知人経由で03年夏の納涼会に誘われたのがそもそもの縁。前県人会会長の宮崎節夫さん(元区議・元さくら会会長、2004年物故)が私の母校である県立二葉高校のお隣の青陵高校出身であったなども知るところとなり、納涼会では郷里の話で盛り上がったことが想い出される。
この日、店主はすでに県人会主催の新年会についてはご存知であったので、また、お目にかかりましょう、と店を辞した。別れ際には、北斎を取り上げている冊子をいただいた。同郷の方は暖かいな、と足元も軽く帰路についたことはいうまでもない。
 みんなに一つずつあるお国自慢大事にしたいですね。

2007年品川区長野県人会『新年顔合わせ』のご案内
新春恒例の初詣。今年は長元3年(西暦1030年)に創建された「旗岡八幡神社」が会場です。お問い合わせは、電話3474-5181小林会計事務所内、春原(すのはら)さんまで。■日時2007年2月10日(土)■集合12:00~旗岡八幡神社社務所(旧称:中延八幡宮、品川区旗の台3-6-12)■懇親会13:15~

▲私の生まれ育った長野県富士見町から眺望する八ヶ岳の山々。山懐に抱かれて、足元に朝霧を感じながら通学した子ども時代がよみがえる(撮影:06年夏)