市民参加型の区政運営を

予算特別委員会で総括質問を行います

 3月5日からおこなわれた2007年度予算特別委員会が3月19日(月)に各会派の総括質疑で閉会します。品川・生活者ネットワークを代表して6番目に私・井上やえ子が総括質疑を行います。

 濱野区政スタート後の新たな取り組みとして特筆すべき1点目に、「基本構想」「第四次長期基本計画」の策定と「パブリックコメントの制度化」があります。これは、特に濱野区長が公言している市民参加型の区政運営の基本中の基本となるであろうことから、どれだけの決意が示されるのか真摯に確認したいところです。区長の決意の程を明らかにしていきます。

2点目には、小中一貫校建設に教育委員会の突然の決定に保護者が戸惑っている事態について区政を明らかにしていきます。荏原西地区小中一貫校は平塚中学校と平塚小学校との一体型建設のはずが、荏原第二中学校を2008年に平塚中学校と「統廃合」するという案が急浮上。この件については、両校の保護者から不安と反対の声が大きく上がっています。今なぜ、教育委員会は統廃合を打ち出したのか、その理由を質します。

三点目は、住民主体のまちづくりを保障するための市民参加についてです。

 品川区議会の予算(決算)特別委員会は現在、音声による傍聴しか認められていません。「会場のスペースがネックとなり傍聴者は委員会室に入れない」というのが理由です。しかし、特別委員会を本会議場で行えば、すぐにでも傍聴は可能となるのであり、できないことではありません。答える区の職員の席をどこに確保するかを考慮すればよく、それだけで市民に開かれた委員会が可能となるのです。市民の視点が活かされる議会、いつでも公開され、傍聴や市民の参加を受け止める議会は、ネットの議会改革提案の本流をなすものです。

「議会の常識は非常識」といった現状を、市民の視点で変えていくことが今切実に求められています。旧態依然の議会運営を市民の発想と視点を取り入れた新たな議会運営ができるように活動していきます。