子どもの権利の視点で長時間保育を考える

2009年6月2日 20時02分 | カテゴリー: 活動報告

ぷりすくーる西五反田開園5周年おめでとう

  5月30日にぷりすくーる西五反田の開園5周年を祝う会にお招きいただきました。
この『ぷりすくーる西五反田』は品川区立の就学前乳幼児教育施設といいます。ちょっと聞きなれないと思いますが保育園と幼稚園の機能を合わせた施設です。幼稚園は自治体あるいは法人しか設置・運営をすることが出来ません。そこで品川区は0~2歳の保育園部門と3~5歳を幼稚園部門として就学前の子どもの施設と位置づけて設置をし、指定管理者制度を活用して「NPO子育て品川」に運営を委託しました。
 
 記念式典は来賓の挨拶が山田副区長、区議会議長、21・子育て応援の会の巷野悟郎さんと続き、記念講演『子育て支援の今後~諸外国との被殻を含めた日本の課題~』が日本総合研究所主任研究員の池本美香さんにより一部で行われ、二部の感謝の集いは会食をしながら若者による「よさこい」の演舞や子どもたちの日常を映すスライドショーで楽しみました。

  私は子どもの城・小児保健クリニック医長、社団法人母子保健推進会議の会長など多方面で活躍されている小児医の巷野(こうの)悟郎さんという方にお会いできてよかったなとおもいました。子どもの事子どもを育てる親のこと本当に幸せになってほしいと言う気持ちが話の中に詰まっていました。

国立子ども病院が出来てやっと子どもという人権が認められ、このとき始めて日本では子どもの存在が認知されたと話されました(なるほど)。名刺交換のときに子どもが病気でも親が会社を休むことが出来ない社会は子どもへの虐待に等しいというお気持ちをうかがってそのとおりです。と思わず私も共感しました。

保育に欠けると幼児という働く親の側からの都合で0歳児からの保育サービスや延長保育が行われるようになっていますが、子どもの権利の視点で子どもの育ちを最優先に考えられる、労働のしくみを変えていくことが、本当にこれからは求められます。

子どもを預かる現場の保育園の園長先生からも、諸外国のように子どもを育てる間は休職してもその後復帰できるしくみや乳幼児期の子育て時期には働く時間を減らしながら、働く時間をシェアするしくみなどできればよいのにという声も聞かれるなど、子どもに関わっている人たちは本当に同じ思いを持ちながら、子ども支援を行っているのだと実感しました。
これからも子どもの最善の利益を追求する幼児保育を行なってほしいと思いました。(井上八重子)