なんでも話そう!在宅介護

90分サロン報告

品川ネット恒例の90分サロンの7月のテーマは在宅介護でした。知り合いの食事処こもれびを会場に、コーヒーをいただきながらのフリートークです。90分の時間はあっという間に過ぎました。

最近よく自己紹介に、自分の名前の由来を交えてお話しいただくということをしています。前にも聞いたわという人もいるのですが、今回もまた新しい「なるほど」にお会いすることができて楽しかったです。

さて出席者は10人、予想通り大方の人が、年齢的にも高齢の親を持つ世代のために何らかの介護を経験していました。実父母・義父母の介護のために地方に通ったり、呼び寄せたりと自分たちの生活と合わせて、できるところを精一杯やっていました。

介護保険については、家族による介護をするよう言われているようで制度改訂のたびにサービスが軽減されていると感じるという声や、個人のニーズがサービスに反映されないのが納得できない、老人保健施設は品川区にはさくら会の1か所しかないが、自治体によって老健の利用が違うのに驚くというものなど、当事者ならではの声が聞かれました。

また認知症を抱える家族を支える研修DVDを見ながら、現実になかなか親の認知症を認めることができない家族の様子などヘルパーの方から伺いました。

介護保険の保険者は品川区です。制度に疑問があれば、市民がどんどんと要望をあげて、使いやすい運用に変えていくことは可能です。今日出された声を一つずつ掘り下げて、『ぴゅあサロン』として定着していきたいと思っています。<井上八重子>   

★生活者ネットワークは「品川の介護保険」という介護保険の情報冊子を全戸に配布し、保険者としての説明責任を果たすよう求めてきました。今年は介護保険料の改定も行われ、6月に65歳以上の方のいる52,360世帯に一斉配布されました。

写真は長野県車山高原のニッコウキスゲ