郷土の祭り“御柱祭 ”

 十二支の寅と申の年に行われる御柱祭!
諏訪大社の上社と下社の8本の御神木を建て替える神事です。御神木の選定などから1年を費やしてやっと迎える御柱。4月には山から御神木を曳き出して、「木落とし」「川越し」、5月は「里曳き」(さとびき)「建て御柱」と続きます。

諏訪大社上社の里曳きは5月2・3・4日と続き、上社本宮境内の四隅に御柱を建てる「建て御柱」で3日間の幕を閉じました。私も地元諏訪郡富士見町落合、境、本郷が担当する「本宮二」の御柱が力強く曳かれる様子を間近に見ることができて感激しました。

強い日差しの中、多くの観光客が木遣りや喇叭隊に合わせて、掛け声をかけていました。自然と声が出てしまうパワーがみなぎって、引き込まれます。
3日間の人出は氏子と観光客を合わせて、前回(2004年)より1万8千人多い43万1千人で過去最高だったようです。下社の里曳きは8日から始まります。(井上八重子)