税金で議員の集合写真は必要ですか

行政の無駄をチェックしながら一行に進まない議会の無駄

 議会の中で「おかしい!」と思うことがあっても、慣例や申し合わせによって実施されてしまうことへのジレンマを私は常に感じています。生活者ネットは議会改革の提案を行っていますが、議会運営委員会でなかなか取り上げてもらえず一行に進みません。

 4月27日の幹事長会議でかねてから見直すべきと思っていた議員の集合写真について改善を提案しました。品川区議会は改選期の第2回定例本会議(6月)に40人の議員が集まって庁舎前で写真を撮ります。区民の税金15万円を使って議員に配布していますが、議会として必要不可欠な事業とは思えないので、廃止すべきです。集合写真を撮影していないという自治体も7区あります。それは港区、台東区、渋谷区、杉並区、北区、板橋区、足立区、中野区は記録として職員がデジカメで撮影をすするけれど配布はしてないということも聞き取りで分かりました。

23区聞き取りの結果を示したペーパーを事前に各会派幹事長に渡して、提案しましたが、案の定、問題提起として伺ったと棚上げにされてしまいました。
予算額は15万円なので、細かいこと言うなよという言う議員もいましたが、国民年金の2か月分です。冗談じゃない!!
それにお金の問題だけではないのです。細かくても税金を無駄なく使うという行政チェックをする議会が無駄をそのままにしていてはチェック機関として信用されません。市民感覚でこれからもあきらめずに市民の声を活かした議会改革、行政改革に取り組みたいと思っています。(井上八重子)

ちなみに第2回定例会の初日に撮影される集合写真は議会事務局にお返ししようと思っています。