建設委員会の行政視察を行いました

ワークショップでビオトープを基本にしたどんぽの森公園
ワークショップでビオトープを基本にしたどんぽの森公園
10月24日(月)から26日(水)にかけて熊本県八代市から福岡県、大分県と移動し4つの自治体の施策について視察を行いました。

初日は熊本空港に到着後、八代市の緑の回廊整備、二日目には福岡県太宰府市の景観まちづくりと歴史と文化の環境税、午後は大野城市の市民参加の公園整備事業、最終日は大分県大分市の浜町・芦崎・新川地区の密集市街地整備事業と見て回りました。それぞれに担当者の説明を伺い、現地へ移動し現場で質疑などさせていただきました。地域特性があるので品川に即置き換えてとはいきませんが、参考にできる事柄もありました。委員会で視察報告をまとめますが、実のある視察になりました。

大野城市は2005年の建設委員会(2005年11月13日HP掲載)でも訪ねた地で、鉄道高架や駅前整備計画で開発から取り残されてしまいそうな商店街の皆様の地域住民参加型のまちづくりが調査項目でしたが、今回は公園の改修に市民がワークショップを重ね公園の基本コンセプトを公開の場でプレゼンテーションを行い改修に取り掛かるという、公園改修の市民参加の施策を伺いました。視察視察はワークショップから4年後に完成したどんぽの森公園

ともに市民参加のまちづくりですが、この基になる発想は市長あるいはどなたかのリーダーシップの表れなのかと伺ったところ、社会の流れとして行政内部で一致しているという都市計画課長のお話でした。うらやましいですね。時間がかかるというリスクの上にうまくいくケースばかりではないという苦労話もありましたが、継続していくことが先々の成果につながっているという言葉に行政の覚悟を感じました。(井上八重子)