特別区の国保料は統一保険料方式を採用

発言の少ない運営協議会に驚きました

  2月3日に2011年度第2回品川区国民健康保険運営協議会が公開で開催されました。

2012年度の国民健康保険料改定を区長から諮問され、原案通り賛成という答申が出されました。この答申によって条例改正案が区議会第1回定例会に提出されます。
2012年度の保険料案は均等割が4万200円(基礎分▼1200円、後期高齢者支援分1500円)、所得割が8.51%(同0.15%、同0.27%)です。

  特別区の保険料は各区で決めるのではなく23区統一保険料方式がとられています。その原案はまず区長会が示します。その後各区で条例改正を行うことになっています。
私は昨年の5月に初めてこの協議会の委員になり、8月に国保の概要説明が行われ、2回目の開催です。この協議会で保険料改定の答申を出すのはわかるのですが、統一方式で決まっているのに区でどんな議論をしてよいのか・・・、何か釈然としないものを感じました。

運営協議会は被保険者代表、医療関係者代表、公益を代表(議員4人を含む)、健保保険者の23人の委員で構成しています。2年任期で、2012年3月31日で終了となります。4月以降、改選となりますが被保険者を代表する委員は区長の推薦で5期10年という方もいるようです。被保険者代表は公募で選任して、区民意見を取り入れる工夫もすべきです。2回出席しましたが説明報告を聞くだけの運営協議会は残念です。

区政資料コーナー(第3庁舎2階)にこの協議会の議事録があります。どんなことが議論されてきたのか調べてみようと思います。(井上八重子)