補助率100%でも実績につながらない品川シェルター

2012年5月14日 23時02分 | カテゴリー: 活動報告

建設委員会で視察

大井町西地区再開発の工事現場28階の屋上部からの眺望。中央にかすかに見えるのはスカイツリー。(5.14建設委員会視察)
大井町西地区再開発の工事現場28階の屋上部からの眺望。中央にかすかに見えるのはスカイツリー。(5.14建設委員会視察)
品川区には、日本大学と共同開発をした「品川シェルター」があります。過去にテレビ朝日等に取り上げられたので、ご存知の方もいると思います。ところが事業開始の2009年以来実績はたったの4件です。

なぜこの事業が拡大していかないのか。建設委員会で調査研究を行いました。
今日の委員会で、品川シェルターを施工したお宅を視察しました。
お部屋の中に10㎝ぐらいの角材が格子状に組み立てられています。ご迷惑にならないように写真に収めました。窓のサッシは塞がれています。上手に防災グッズがおさめられています。(写真↓)

相談件数は100件を超えるのに実績につながらない理由は、設置場所が限られているためです。4畳半か6畳間にしか設置できず当然8畳間以上は無理、2階の設置を希望する方もいるようですが、1階しかできません。居ながらにして工事ができて、約1日で完成、更に自己負担はなく全額助成。しかし実績に結び付いていません。区の事業では往々にして周知不足を理由にしますが、周知とは別次元です。

視察をしたところは、建て替えでセットバックを誘導している地区でした。こういったところで、シェルターを設置するということは、区のまちづくり対策に逆行する懸念もあります。安全なまちづくりに向けて、地域ごとに適切で具体的な施策を誘導する必要性を指摘しました。
区独自で研究し、始めた「品川シェルター」ですから、区は何とか実績を作りたいと力をいれているのでしょう。しかし議会でも品川シェルターの評価には疑問の声があります。区独自で始めたものが引くに引けない状況を作り、結果的に税金の無駄遣いになります。3年間で4件という実績を真摯に受け止め、政策転換も視野に議論を深めることを求めました。(井上八重子)

品川区のホームページトップページから「品川シェルター」にアクセスしてみて下さい。私は探すことができませんでした。皆様も試してみて下さい。そしてご意見をこちらにお寄せ下さい。