子どもたちに幸せな未来を残すために必要な教育とは~一人ひとり人間を大切にする国オランダの教育から学ぶ/リヒテルズ直子さんの講演~

2013年4月28日 22時51分 | カテゴリー: 子ども・教育

 

子育ちと教育を考える市民フォーラム主催のリヒデルズ直子さん講演会&シンポジウムには130人もが参加した(2013年4月20日大田区立消費者生活センター)

子どもたちをどんなふうに育てていきたいのか。

物言わぬ言いなりの子にしたいのか?

違いを認め合い自分で判断し行動する子にしたいのか? 

日本の教育はどこを向いて進んでいこうとしているのか?もう一度子どもの教育を市民が考えましょうよというリヒテルズ直子さんからの問題提起。

子どもの幸福度が世界一のオランダという外国から見た日本の教育制度のまちがい。

オランダがすべて良いかといえば課題もあると認めながらも、リヒデルズさんの切れ味鋭いトークに80分はあっという間に過ぎてしまいました。 

日本の教育の管理制度に問題あり!!日本の教育の管理は行政による教員の管理ばかり。オランダにも教員管理はあるけれど、それは一人ひとりの子どもに焦点を当て学力が向上しているのかという視点で行われる。平均点で横ばいというのであれば、子どもの学力向上が図られていないと判断し教師の評価は下がる。平均点以下の子どもが平均点に近づいて向上したならば当然教師の評価は上がる。教師は相対的なクラス評価ではなく、一人ひとりの子どもの学力向上を目標にしているので、伸びない理由が子ども自身なのか家庭環境なのか明確になり具体的に子どものニーズに合わせた対策が講じられる。 

教科別学力テストや学校間競争・自治体間競争は、子どもの能力の発達にどんな意味も持たないとリヒテルズさんは切り捨てる。 

そんな話を聴いた4日後(424)4年ぶりに全国一斉の学力テスト55億円をかけて行われた。

 民主党政権は抽出方式としたが、政権復帰した自民党は来年度以降も全員参加で学力テストを行う見通しとされている。リヒデルズさんの話を聴いて知識だけを詰め込み、都道府県別に平均正答率を公表して何の意味があるのだろうかと真面目に考えないといけないと思いました。(井上八重子)

 

パネルディスカッション「どうする?東京の教育」のパネラーのみなさん:左二人目から工藤春代さん/市民シンクタンクひと・まち社代表理事、片桐健司さん/障害児を普通学校へ・全国連絡会、土肥信雄さん/元東京都立三鷹高校校長、櫻井光政さん/元大田区教育委員会委員長、リヒテルズ直子さん、コーディネーター奈須りえ(大田区議会議員)