一つ、二つ、三つ、・・・九つ、十、さてその次は?

2014年1月28日 15時03分 | カテゴリー: 子ども・教育

   

川崎病の知的に障害のあるよっちゃんが1+1の+は手をつないでいるといった。よっちゃんは1を人と理解しているのだということがわかった。その時の感動が塾を続ける原動力と語る小笠毅さん。

品川共に学び育つ社会をめざす会主催で1月25日(土)の午後荏原文化センターで遠山真学塾塾長の小笠毅さんを講師に「学びのクオリティ(QOL)をどう保障していくかと題して学習会が開かれました。
武蔵境にある遠山真学塾における学びの好奇心を引き出す工夫で「わかること」の喜びを感じられる塾で、学校教育の中で学びにくさを感じている子どもたちが130名ほどマンツーマンで学んでいます。

学習会では小笠さんから次から次へと質問が投げかけられました。

一つ二つ・・・九つ、十の次は何?
憲法の「法」はどうしてサンズイ?
1と1を足すときなぜ+と示す?
0÷5=、5÷0=、0÷0=、の答えは

最後のはみんな0でしょう。と思ったら違いました。

それぞれ考えてみてください。
時間の関係で全部のなぜには応えてもらえませんでしたが、どんどん知りたいと思う気持ちになってきたことは想像していただけると思います。アンケートからも学びの楽しさを実感する記載がありまました。「できること」と「わかること」とは違うのだということも理解できました。

学校教育の中で「できること」を求める競争教育が進むと、障がいのある子どもはとたんに生きづらくなってしまいます。学校では点数をつける「できること」も必要ですが、それだけが学校の教育ではないことはみんな知っています。しかし品川区の教育は成果を求める競争教育に偏重してきているのではないかと危惧します。そしてできないことを理由に子どもたちが分けられています。共に学ぶ研究よりも、品川区は文科省、東京都のモデル指定を受けて分けた教育の充実を研究しています。そっちかなあと残念です。

小笠さんは憲法の問題にも触れ、生き辛くなっている子どもたちのために大人が憲法をもっと勉強して、26条にある「その能力に応じて教育を受ける権利」を伝えなければならないと話されました。
障がい者権利条約の中のインクルーシブは政府訳では包容教育となっています。しかし小笠さんは混在教育とするのがいいという言います。その考えに私も共感します。

たくさんの参加者と小笠さんのお話を共有できたことに感謝します。障がいがあってもなくても共に学び育ち働くに共感する人を増やしていきたいと思います。

教育委員会決定の2014年度品川区の教育目標
この中のトップに日本国憲法をもとに偏見や差別をなくし・・・と謳っているのですが、学びたいという学校を拒否される子どもがいるということは差別ではないのでしょうか。(井上八重子)

小笠さんと練馬区議の橋本恵子さんと一緒に