緊急経済対策にプレミアム商品券の税金投入は5年間で3億円

まち中にこんなオブジェがあると驚きますね(2013年12月17日金沢)

2014年度予算について議論された施策を報告します。 

緊急経済対策の一環として2013年度まで5年間行なわれたプレミアム付商品券の発行は、新年度は特に名目はなく6億円継続されます。消費税の影響を考え春に4億、秋に2億円の予定です。議会の中では6億円といわずもっともっと、補正予算を組んでも増額をという声が一部にありましたが、ちょっと無責任ではと思います。 

過去5年間の経済対策で30億円発行し10%分3億円の税金が投入されました。
この事業の目的は地域商業の活性と区内商品券の普及ですが、商店街での引き換え店の固定化が目立ち、商店街によっては商品券が回っていないところもあるようです。地元商店街の活性という目的がどういう形で達成されているのか検証が必要です。またここ数年人気が高く、数日で完売し、限られた方しか購入できない状況です。(5万円で5000円お得なのですから人気が高いのは当然です) 

行政の本旨である「税の再配分」として、適正な運用なのか。5年を経過した事業として見極め、検証することが求められます。 

新年度は上限5万円を引き下げる見直しと、販売開始を平日から休日に変えるという「機会の拡大」が諮られたことは評価しています。