障がい者権利条例を先進自治体に学びました

2015年9月17日 14時15分 | カテゴリー: 活動報告

やさしい語りの木村さん。1期目無所属の新座市議三で議会の合間を縫ってきていただきました。(2015.0826荏原第四区民集会所)

去る8月26日荏原第4区民集会所の集会室で風車の会主催の「障がい者権利条例を先進自治体に学ぶ」学習会がありました。

風車の会は障がいのある人もない人も暮らしやすい品川をめざして、昨年2月に準備会を発足し、障がい理解を勉強する『風車カフェ』を7月より毎月1回開催してきました。風車カフェには障がいのある人やない人が気軽に参加しています。 

「障がい者権利条例を先進自治体に学ぶ」学習会は、昨年11月に同会主催の「障害者権利条約と関連法!共生社会を実現するために」という講演会の第2弾となります。
11月には講師に日本社会事業大学特任教授の佐藤久夫さんをお招きしました。佐藤さんは元「障がい者制度改革推進会議総合福祉法部会」の要職で、国の法律作りに関与していました。条約を批准するための法律が制定され、当事者や市民がその法律をどう生活に活かすかということを学びました。 

そして今回は、来年2016年4月に障がい者差別解消法が施行され、自治体には障がい者が分け隔てなく共に生きるための合理的配慮が求めれます。風車の会は自治体の条例が必要という視点で、先進自治体として人口16万人の埼玉県新座市に注目しました。
新座市は2005年に『共に暮らすための新座市障がい者基本条例』を策定し、さらに2014年には改正障害者基本法に規定された障がい者の「コミュニケーション手段の確保」、防災及び防犯に関する規定などを追加して基本条例を改正しました。

一連の条例策定に至る過程や背景などを現新座市議会議員(無所属)木村俊彦さんをお招きしお話を伺いました。木村さんは養護学校の先生として、障がいのある子もともに学ぶ学校づくりに取り組まれていまた。教職を離れたのちは社会福祉協議会の地域協議会コーディネータ-として活動をされていました。 

学習会では主に、地域で障がいのある人がどうしたら分け隔てられることなく、働き生活していくことをめざして行われてきた様子をご紹介いただきました。

働く場所をつくりたいとリサイクルショップのような雑貨屋さんを開店。そこで働く女の子は重度の知的障がいがあり歩くことも計算もできませんが店番をします。お客さんが自分で計算してお金を置いて、電話が鳴ると隣の酒屋さんが電話を取りに来てくれるというお店です。隣のお酒屋さんのご主人が倒れたときに、奥さんの運転で配達に同行して障がいのある男の子がビールケースを運ぶお手伝いをしました。そして賃金を得る仕事に就くことになりました。地域で働く場が少しづつ増えているそうです。施設で就労リハビリばかりではなく現場に出ていくしくみ、そのために地域でサロンを開くことも実践しています。 

地域に開かれたたまり場。コミュニティのつながる相手がなかなか見えない地域でどうやって地域福祉を形にしていくのか挑戦が続きます。

地域に障がいのある人がいることが普通の地域社会を実現していく事が重要で、地域福祉の充実が求められていると木村さんは示唆してくださいました。さてこれから品川区に活かしていくためにどうするか。とても重い課題ですが、風車の会の事務局として多くの方と一緒に私も地域福祉の充実に取り組みたいと思います。 

風車の会では、障がいのあるなしにかかわらず、暮らしやすい品川をめざして、障がいの理解や障がい者の基本条例の市民案づくりをめざして毎月1回風車カフェを開いています。 

9月の風車カフェをご案内します。
参加費は100円でお茶を飲みながら意見交換をします。

 9月30日(水)10:00~12:00
きゅりあん3階男女共同参画センター会議室
ゲストは大田区障がい者権利条例をつくる会のみなさんです。

1時間ほどお話を伺い、意見交換をします。ぜひ気軽にお立ち寄りください。

(井上八重子)