東村・高江で起こっていること

CIMG5242トリミング12月4日に「高江ー森が泣いている」の映画上映会に行ってきました。この映画は沖縄県民、高江の人たちの「沖縄・高江にヘリパットをつくらせないという闘い」を全国に広げることを意図してつくられた記録映画です。
2016年7月11日から1ヵ月、監督の藤本幸久さんと影山あさ子さんが沖縄県東村高江での闘いを密着撮影しています。
違法を承知の上で行われる権力による弾圧の数々を克明にとらえた現場の証拠映像には、心が張り裂けそうでとても切なく、悔しくなりました。
地元住民に向けて、早朝からの機動隊バスによる県道封鎖、500人以上もの機動隊や警察が座り込む人々の排除に群がる様子、テント撤去に押しかかる黒い集団。組織というな塊が、残虐非道を尽くして心をなくしてしまっているような無表情の顔が恐ろしくなりました。

韓国の大統領の弾劾というニュースを連日報道するマスコミですが、日本国内で起こっている沖縄の問題や基地問題についてはほとんど報道しません。国民は無関心でも知らないのではありません。知らされないのです。権力に向かう気概のあるマスメディアはどこにいるのでしょうか?

辺野古の基地問題だけではなく、高江のヘリパット問題も切羽詰まった状況にあります。
沖縄のこと知りたいと思った方は12月20日(火)18:30~沖縄に連帯する講演会があります。ぜひご参加ください。(井上八重子)

戦争させない・9条壊すな品川総がかり行動実行委員会
1周年総会・記念講演 沖縄に連帯する!
「高江」から見えてくる大事なこと

日時 12月20日(火)18:30~20:30
場所 品川区中小企業センター 中講習室
講師 富樫 守さん 1942年神戸市生まれのウチナンチュウ
参加費 無料
主催 品川総がかり行動実行委員会
連絡先 平和共同事務所 3783-3370

講師プロフィール/辺野古カヌーチームメンバー。「辺野古新基地を阻止する読谷村民会議」等で活   動。父母は沖縄から出稼ぎ。1972年沖縄に帰る。琉大の研究生として民俗学・方言学を学ぶ。その後沖縄の高校で社会科の教鞭をとり定年退職。現在「高江」の行動を支えている。