推進会派も「羽田新ルートは区民の理解を得ず」と潮目が変わる

2018年7月12日 16時00分 | カテゴリー: 活動報告

品川区議会第2回定例会開会中の建設委員会で審議された「羽田新ルート計画の見直しを国に求める請願」は、委員長を除く7名ので賛成3、反対4の賛成少数、と言っても僅差ではありますが否決でした。

11日の最終本会議に品川・生活者ネットワークの吉田区議と共産党安藤区議が請願に賛成の立場で討論を行い、品川ネット2名、共産党7名、無所属2名、会派に属さない無所属3名の14名が賛成に起立しました。計画見直しの立場に賛同する議員が徐々に増えています。これは議員を応援する区民の方の切実な思いや、地域住民の声が届いた結果だと思います。

本会議では請願の採択には至りませんでしたが、委員会に先駆けて行われた29日の本会議場での一般質問で、羽田の問題について、4会派4名が質問しました。共産党石田区議、品川ネット吉田区議は白紙撤回の立場は変わらず、区長に白紙撤回の意思を国に届けよという内容です。
吉田ゆみこ議員の一般質問では、細かな数字を用いて、国策と言ってもその効果が如何に少ないかということを述べています。品川を通る南風ルート案の採用が高いリスクの割には増便貢献効果の低いものであると断ぜざるを得ないと主張しました。

今まで国策として羽田空港機能強化による品川上空低空飛行ルートを容認し、区民の不安払しょくを国に求めよという姿勢だった自民党と公明党が本会議で主張を変えてきました。

自民党の石田区議は、「新低空飛行計画が、現時点で理解を得ているとは言えない。現行計画の見直しも辞さないと国に強くぶつけよ」と住民の理解は得られていないという側に立っていることを鮮明にしました。

公明党の阿久津議員は「様々な危険性が指摘される中で1日4時間のうち3時間とはいえ、日本有数の人口密集地である品川上空を大型飛行機が飛行することは多くの区民の理解し難い現状がある。品川区上空を低高度で飛行する新飛行ルート案を容認することは出来ない。区議会公明党は国土交通省に対して品川区上空を飛行しないルートの再考を強く求めていく」と本会議場で宣言しました。

この両者の発言後に開かれた、建設委員会での請願審査は採択を期待してたくさんの方が傍聴されました。ところが、自民党子ども未来と公明党の会派が計画見直しについて反対を表明しました。それぞれの会派の真意は、まさか来年の選挙に向けた戦略?とも疑いたくなるところですが、私は両会派の態度表明は、住民を裏切るものではないと思っていますので、純粋に住民の声が届いた結果と受け入れます。

区議会の中では、国民民主の会派の態度が明らかにされていませんが、区民の思いを区議会全会派から共感を得られる住民自治の活動としてさらに展開していきましょう。(井上八重子)

市民グループによる今後の取組
7月14日(土)15:30~ ヤマダ電機前署名活動
7月22日(日)16:00~ 第14回羽田新ルート白紙撤回アピールパレード(品川中央公園集合・区役所前)