津久井やまゆり園事件追悼集会in品川

2018年7月26日 17時22分 | カテゴリー: 活動報告

7月26日未明、相模原市の津久井やまゆり園で元職員による殺傷事件がおきました。19人の障がい者が殺され、26人が傷害を負いました。あれから2年が経ちました。今年も7月26日18:30から、かながわ県民センターで津久井やまゆり園事件を考え続ける会が主催して追悼の集いが開かれます。この会のメンバーで品川在住の方々が呼びかけ人となり品川でも津久井やまゆり園事件・追悼と講演の集いが開催されたので参加しました。

津久井やまゆり園とわが子のグループホーム生活
お話:平野泰史さん(元やまゆり園家族会)

津久井やまゆり園殺傷事件から2年。7月22日、品川区でNPO法人もやい・GHわいわいていが主催、共催にもたくさんの方が名を連ねて追悼集会が開 かれました。集会を前に尊い命を奪われた19名に献花をし、故人を悼み黙とうをしました。

集会は、お子さんがやまゆり園から唯一グループホームに行くことを決意した元家族会の平野泰史さんのお話で始まりました。

 

あまり知らされていない施設内の様子ですが、午後3時ごろから入浴が始まりパジャマ姿で、無音のテレビのあるロビーで過ごすのが日課で、18人ぐらいの入所者に職員は2名。少ないと思うのですが、これは一般的な配置だそうです。

平野さんのお子さんが入所する時の説明では、日中活動に作業があったり、余暇活動なども計画的に行われるということでしたが、実際には1週間の日中活動はたまに2~3時間のドライブがある程度で、親御さんへの報告などはなく、聴かなければ教えてもくれず、施設内を家族にも公開しない施設もあるようです。施設内の生活にも課題はあり、とにかく人手が無いという答えが返ってくるばかりのようです。

この事件はいくつもの課題を浮き彫りにしました。障がいのある方たちだけが大型施設に集められて生活すること。やまゆり園の再建の議論でも、同じような境遇の人たちだから安心できるという理由で今までのようなやまゆり園にしてほしいという声、他方では地域に居場所があるのが望ましく、小規模な施設やグループホームをつくって生活再建ができるようにすべき等々。また植松被告が陥っているであろう優生思想の問題、そしてお亡くなりになられた方々のお名前が伏せられたまま。生を受けて名をつけてもらった個人なのに、とお気の毒な思いがします。名前を伏せたことはそれぞれの立場やお考えがあってのことと理解しますが、社会の偏見が身内の方を追いつめているのではと考えさせられます。津久井やまゆり園は解体し新たな施設となりますが、入所者一人ひとりの意思が丁寧に聞き取られることを望みます。地域で障がいのある人もない人も共に暮らす環境づくり一緒に考えてきたいと思います。(井上八重子)