水打ちの効果は!?

今年も全国各地で水打ち大作戦が行われています。品川区は8月21日(日)に水打ち大作戦が町会や商店街を中心に各地域で展開されます。私は7月21日(木)に新橋駅前SL広場でおこなわれた「みなと水打ち大作戦」に行きました。港区は2005年1月に「港区ヒートアイランド対策委員会」を設置し、ヒートアイランド現象の緩和対策を推進しているそうです。

 今回なぜ港区の水打ちかというと小池環境大臣やアニマル浜口・京子さんが見たくて行ったわけではありません。「水打ち」が地元の祭りに合わせたパフォーマンスだけではなく、水打ちによる大気の温度効果を測定するという実験があったので興味を持って行ってみました。

音波式ガス温度計を使った温度測定が新居浜高専深山教授のチームとNPO日本水フォーラムの協力で行われました。この温度測定は清掃工場の焼却炉内など温度計では測れないところで利用されていることを知りました。深山教授の話では屋外で実験するのは初めてということです。道路両側の特別なスピーカーから出る3秒毎の音波が到達する時間で温度を測定します。測定結果は水打ち前が30.5℃で水打ち8分後には29℃となり1.5℃下がりました。

 水打ちが終わった後の大気はやはり涼しく感じました。水道水を使うのは厳禁!お風呂の残り湯や雨水、クーラーの冷却水など利用して、みなさんも水打ちで涼しい気分を味わってみてはいかがでしょうか。今年の夏は特に暑いですよね。