熊本市の自転車道整備の取り組み

建設委員会視察に行ってきました

  10月25日から27日まで熊本、福岡、下関に行きました。今回は市民協働型のまちづくりをテーマにお話を伺う事ができました。
熊本市役所では九州新幹線開通にあわせた駅周辺のまちづくりと自転車、歩行者が安心して移動できる道路空間の確保について伺いました。興味深かったのは自転車道の確保についての取組みでした。
  
  品川区は放置自転車対策事業費として毎年4億円余の費用をかけています。私は放置自転車対策という対処的な施策ではなく、自転車を環境配慮型の優れた移動手段として評価して自転車推進策に転換していくことを今回の決算特別委員会でも提案しました。区の考えは区内には公共の駅が多数あり歩け歩け運動を推奨しているという考え方は変えないようです。しかし自転車利用者は確実に増えています。買い物をする人には重宝されているし、環境にも体力増進にも優れた乗り物であることをぜひ区は認識すべきです。
  
  一昨年の建設委員会の視察でも高知市で自転車道や駐輪場の視察をしましたが、高知市は全国で一番自転車利用者の多い地域として推進策を採っていました。熊本市は市長が永六輔さんとの対談で熊本は全国で一番自転車利用者に優しくないまちと言われた事がきっかけで、それなら自転車利用者だけではなく歩行者にもやさしい道路を一緒に作ろうとなったそうです。きっかけが面白いですね

  品川区も新しい道路整備が始まっています。車優先の道路づくりから歩行者や自転車利用者に優しい道路・まちづくりにぜひ転換を。

(写真は4m幅の歩道上につくられた駐輪場)