議員提出議案2件に反対

2006年7月11日 09時40分 | カテゴリー: 活動報告

第2回定例区議会が7月7日に閉会しました

  今回の議会に議員提出議案が2件出されました。1件は共産党から出された「保育の運営等に関する条例の一部改正」ともう1件は自民党、公明党、区民連合の議員による「議員定数条例の一部改正」です。生活者ネットワークは両方の議案に反対しました。

「保育の運営等に関する条例改正」は子育て世代への経済支援を目的に保育料を9%減額することと第2子の保育料を半額、および3子を無料にというものです。

 私たちは子育て世代への経済的支援に反対するものではありません。しかしこの保育料に関して言えば、望む人すべてが保育園に入れているわけではなく、保育料が高くても認証保育園などの無認可保育園を選択せざるを得ない状況にあります。認可保育園以外は保育料に所得が反映されないために保育料の格差が問題になっています。

希望する子どもが誰でも保育園に入れることと預ける場所が違っても同じくらいの保育料負担になるようにすべきであるというのが反対の理由です。

 「議員定数条例改正」は現行42名の議員数を40名にする必要があるという提案です。
 品川区議会は議案の審査は委員会へ付託しています。しかしこの「議員定数条例改正」の議案は本会議で審査することになりました。

私は議会の運営を決める委員会(議運)で委員会に付託して審議をするよう求めました。常任委員会では質疑も意見も自由に発言が認められていますが、本会議では質疑は2回までとし意見を述べてはならないと議会規則に決められています。

議運では「本会議場こそが本来の議論の場であるからそこで十分審議をすればよい」という方が大半でした。しかし当日の本会議では、十分な審議のやり取りができないまま「ルールを守れ」のやじが飛び交いました。

  生活者ネットはなぜ議員の削減が必要なのか?4人から1人と案が出ていたが2名削減の根拠は何か?と提案者に質しました。これに対して2003年の地方自治法改正で法定数が削減されたことで区民には理解されるとか、行財政改革を議会もすべきであるとか抽象的なことで「必要である」という具体的な答弁にはなっていませんでした。

賛成者の討論の中に現在議員数は38人だが何の支障もないと言い切り、逝去された3人の方を否定するかのような討論には傍聴者からもひどいという声が上がっていました。
 
  ネットの議員削減の反対理由は①議会は広く多様な市民意見を反映して議論する場であり、市民の声を議会に届ける機会を少なくする②行政の施策、税金の無駄をチェックする機能が後退する③議員定数削減は議会改革につながらない。議会の無駄をなくす議会改革こそすべきです。例えば委員会の出会手当の廃止、海外調査の廃止、議員年金の廃止などです。

採決の結果は賛成多数で可決しました。次回の一般選挙から品川区議会の議員の数は40人になります。議員の数を減らしても議員個々の質を向上させれば良いという賛成議員の方々に区民に向けて説明責任を果たしていますか?と問いたい思いでした。