平塚小、荏原平塚中(旧荏原二中)跡地等の利用計画案 その①

行財政改革特別委員会報告

10月2日と11月4日に開かれた行財政改革特別委員会に荏原西小中一貫校建設で空き校舎となる平塚小と旧荏原ニ中の活用について具体的に説明がされました。

学校跡地等の利用についての基本的な考え方として、都市部では取得することが困難な大規模用地なので、活用にあたっては、地域の立地環境と長期的な行政需要の見通しのもと、できるだけ地元の意見を活かして多角的に検討を行う。これを基本に区が荏原地区の状況を分析した結果は①防災性の向上が急がれる②身近に文化やスポーツに親しみ交流する施設が比較的少ない③駐車場の需要が高い。

ここまではなんと言うことはないのですがその次に
<このようなことを考慮してこれまで皆様からいただいた要望を踏まえ、以下のように取りまとめました。(以下省略)ご要望の取りまとめに尽力くださいました関係各位に厚く御礼申し上げます。
皆様の声とは誰?どこでとりまとめられて、誰にお礼を言っているというのでしょうか。
委員会でも市民の声の聞き方にはボトムアップで聞くようにということを提案しました。

公有施設は本来区民の財産で、この認識の下で『活用の基本ルール』をつくるべきです。→先ずは区が地域バランスを考慮した行政需要と区全体の施設バランス等の分析結果を示す。そして区民全体に活用案を募集する。その案を考慮し地域事情に詳しい方々の意見も聞き、たたき台(案)を作成し、素案に対するパブリックコメントを行い、最終的には行政責任でお金を付けて実行する。

どの施設の活用計画にもこのような基本ルールをつくっておくことで公平性、透明性が保障されるのではないでしょうか委員会の中で区民に聞くといろいろなことを言うので一つ一つ聞いたら大変なことになるので要らないと発言をした議員がいました。しかしそのさまざまな声を整理して、透明で公平な予算執行をすることこそが行政には求められています。

トップダウンではなく区民の声を先に聞くというボトムアップの考え方をルール化していくことが、区民と区との協働で、「私たちのまち」品川をつくることにつながっていくものと確信します。(井上八重子)

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区内公園にかけられた看板
子どもの居場所だった学校の跡地活用には子どもの意見を聞くことが欠かせません。