2008年第4回定例会で気になる一般質問

その②高齢者住宅の増設

  知人友人に囲まれて住み慣れたところで生活したいと思っても先々病気になったときどのくらいお金が必要になるかという不安を抱えている高齢者にとって、2年に一度の家賃の更新が年金生活に重くのしかかっている現状があります。安価な高齢者住宅を望む声が多いのも当然です。年1回行なわれる高齢者住宅の申込み数は160人と高齢福祉部長は答弁しました。えっ!そんなに少ないの?と思われるでしょうが、そもそも区の高齢者住宅の申込の対象は、65歳以上で立ち退きを求められるか、劣悪な住宅に住んでいる人しか申し込むことが出来ないのです。

大井林町都営住宅(東大井4)の跡地に高齢者用住宅の建設が検討されていますが、とても足りない状況です。再開発地域では公共施設や道路整備が一緒に出来るので民間の高額な住宅に公金が使われています。しかし税金を投入してでも区として低所得者層への住宅政策は検討する必要があります。財産預貯金を使い切ってから生活保護へ導くのではなく、早めの住宅支援で生活の安定を図るほうが区民の福祉向上にも有効な手段です。生活保護制度の抜本的な見直しが必要ですが、生活の中の住宅はとても大きな要素です。
その③につづく

建設委員会の行政視察:京都市の三条通は歴史的建造物保存地域
街角はやっぱりエコです。廃油回収ボックスと京都市庁舎脇に備えられた雨水タンク