3人に1人

「もっと知りたい!デートDV」講演会

a.3人に1人
b.10人に1人
c.7人に1人
d.3日に1人
この数字なんだか分かりますか

a…DVを受けた事がある.b…継続してDVを受けている.c…殺されると思った事がある.d…全国で妻が夫に殺されている.

9月26日、世田谷の男女共同参画センター主催の講演会に行ってきました。
講師はNPO法人全国女性シェルターネット事務局長の遠藤智子さん。遠藤さんは相談を受ける側というより、全国60団体のシェルターの総合窓口を務め、主に法整備などのロビー活動を行なう役割を担っていると自己紹介されました。

デートDVとはどういうものか。
DVもデートDVも基本的には何も変わらないが同じであるという事が受け入れられない。若い人たちの事なので未来のあるもの、軽いものと思われがち。どちらも同じ「女性に対する暴力のストーリー」である。
違いがあるとすれば法律が違うということ・・・DV法で保護命令が出されるのは配偶者、事実婚で、配偶者以外には適応されない。
『法律に配偶者と盛り込まれなかったのでデートDV被害者は保護できない』DV法はまだまだこれから改正が求められる。
話は飛ぶが、性暴力の禁止と被害者支援法をつくることが必要。そのためには暴力防止に関する教育を義務化していくことが求められる。現在は民間団体が出前講座で教育を進めているが、大学では大妻女子大や早稲田大学が取り組んでいるのだそうだ。

2時間半の講演会であったが、日曜日の午後とても有意義な時間を過ごすことができた。

品川区では10月に第4次男女共同参画行動計画を策定しました。この計画には「配偶者暴力対策基本計画」を策定することが盛り込まれています。DV(ドメスティック・バイオレンス)の防止に向けた取り組みを推進できるような、意識啓発や被害者支援のしくみづくりを一緒に考えていきましょう。(井上八重子)