命を守るホームドア

6月26日山手線で渋谷に向かう途中に、恵比寿駅にホームドアが設置されているのに驚きました。ニュースでは恵比寿駅は今日からの運用のようで、8月から目黒駅でもお目見えするのだと報道していました。

以前新聞の記事に「ホームのカーブのきつい駅では設置が困難」、「ホームドアの重量に対応できない強度の弱いコンクリートを使用している旧来の駅ではホームの構造上困難」というような困難事由を上げて設置に後ろ向きな記事だったような気がします。

しかしJRは2017年までにすべての山手線のホームにホームドアを設置することを打ち出しました。計画前倒しでも早く実現してほしいものです。自殺防止対策だけではなく、視覚障がい者の方々にも朗報であることに間違いなく、混雑したホームでの転落事故防止にも効果が期待できます。

人身事故による電車の遅延による経済的損失なども大きかったとおもうのですが、客観的、科学的に経済損失、利用者の精神的ストレスなど高域な調査をどこかでしているところはないのでしょうか。そういうものがあれば、国をあげて対策を取ることは国民利益に繋がり、「公共のための事業」としても歓迎されるのではないでしょうか。(井上八重子)