妊娠中の携帯電話使用、子どもの行動障がいリスク高める可能性を指摘

2010年12月8日 09時22分 | カテゴリー: 活動報告

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 米国カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究チームが1998年~2002年にデンマークで実施された「母と子の健康追跡調査」の対象となった7歳児2万8000人とその母親の健康状態を調査。母親は調査の中で、妊娠中と出産後の食生活、および携帯電話の使用を含めた生活習慣に関するアンケートに回答しており、その分析結果が英医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表されたというものです。

分析の結果は、妊娠中、出産後ともに携帯電話を使用していた母親から生まれた子どもでは、行動障害を持つ確立が50%高くなった。母親が妊娠中にのみ携帯電話を使用した場合、子どもが行動障害を持つ確率は40%高くなり、出産後にのみ使用した場合、この確率は20%にまで減少した。

こうした結果から携帯電話と問題行動を起こす子どもに直接的な因果関係があるとは断定できないとしながらも、「子どもを早い段階から携帯電話にさらすことにはリスクを伴う可能性がある」と指摘しています。そして子どもが早い段階から携帯電話を使用し始めた場合、行動障害リスクはさらに高まるともいっています。

品川区では区内の小学生にGPS・携帯電話機能つき緊急発信装置、通称『まもるっち』を無償貸与しています。これは携帯電話と同じです。品川・生活者ネットワークは子どもへの電磁波の健康被害を懸念する立場から、教育委員会に対して情報収集と子どもへの影響調査を求めています。ネットワークニュースNo.71,74で取り上げました。
区と教育委員会は保護者や学校と海外の情報も含めて、情報の共有をする必要があります。

まもるっちの携帯電話3回線をもっと増やしてほしいという要望が議会でも発言されていますが私は反対です。子どもへの携帯電話のリスクを共有し、無償貸与の事業をこのまま続けてよいのかどうか検討が必要だと思います。先ずは保護者に、まもるっちを携帯させるかどうかの選択肢があることを周知すべきです。(井上八重子)