大人は責任を取ります

品川学園の入学式に出席しました

品川学園の近くを通る目黒川の桜は満開です。
品川学園の近くを通る目黒川の桜は満開です。
今日4月9日は学区域の品川学園の入学式に出席しました。一貫校なので品川小学校も城南中学校も時間をずらしての1日の入学式となりました。9時からは小学生の入学式で特別支援級合わせて5クラスの135名が入学しました。毎年行われていた新1年への2年生の歓迎のアピールは今年はなく、兄弟を入学させた経験のある保護者にはちょっと物足りなさがあったのではないかしら。私も2年生の1年間の成長のあかしを毎年驚きとともにほほえましく見せてもらっていた一人でした。

さて中学校は10時30分からの開式で、4クラス115名が入学しました。一人一人が呼名とともに、前に一礼ぐるっと回って後ろに一礼と。どうして後ろに向いて礼をするのか?在校生によろしくねだとすると在校生は保護者席の後ろでほとんど見えないんですよね。不思議ですね。
新任の校長先生の挨拶で、中学校は大人の準備をするところというお話がりました。大人は責任を持ちます。あなたたちも責任を持てるようになりましょう。そして責任をとれないことはやってはいけませんというようなことでした。

聴いていてそうでもないんじゃないですかと反論したくなりました。ほんとに大人は責任をとっているんかいな??
福島原発事故で、現政府も、原発推進してきた自民党政権も東電もほんの少し謝罪もどきはあったにしても誰一人責任なんて取ってないですよね。
大飯原発3・4号機の再稼働に向けて、関西電力はフィルター付ベントを、免震事務棟を1年前倒しで2015年度までに安全強化策を終える計画をしめして、その計画を安全と関係閣僚が確認した。という報道ですが、計画は実際に無に等しいもので2015年までに大きな地震が起こって、取り返しのつかない事故になったら一体だれが責任を取るのでしょうか。野田首相?枝野経産大臣、細野原発担当相、藤村官房長官??頭がくらくらしてきます。・・・子どもたちに校長先生の「大人は責任を取ります」の言葉はどんなふうに響いたのかしら。

ちょっと入学式からずれてしまいましたけれど、今日の日は新入生たちにとって、輝かしく喜びの日です。学校生活を楽しんでほしい。学校が楽しいところになるよう応援します。(井上八重子)