リニア中央新幹線に都審議会が環境評価を批判

2014年3月23日 23時48分 | カテゴリー: 活動報告

東京都の有識者審議会が3月20日、リニア中央新幹線着工に向けてJR東海が公表した環境影響評価(アセスメント)準備書に対し、根拠となる情報が不十分と批判する意見書を舛添知事に答申した。(東京新聞3月21日) 

私はリニア中央線が品川区に及ぼす影響が非常に大きいと考えています。なので予算特別委員会の総括で、品川学園脇に計画されている変電所・非常口など不安材料を取り上げました。都知事が意見書をJR東海に提出するに当たり、濱野品川区長が東京都知事に1月24日に意見書を提出しています。

 

以下総括の質問です。 

次にリニア中央新幹線がもたらす区民への影響について伺います。

リニア中央新幹線の環境影響評価準備書の縦覧が終わり、品川区長はこの準備書に対する意見書を1月24日に提出されたと伺いました。意見書回答に関連して伺います。 

JR東海によるリニア中央新幹線計画は現在、想定される沿線各都県で「環境影響評価(アセスメント)準備書」に対する環境評価が進められています。この春には各都県の「知事意見」が公表される見通しで、その結果如何では今秋にも事業着工が危ぶまれる状況です。南アルプスの自然破壊の問題、在来新幹線よりも3倍の電力消費が見込まれること、電磁波による影響、懸念材料がたくさんあります。

都市部では地下深いところを通過するということで問題意識が少ないのではないかとかと思われますが、

Q.都市部のみ適用される大深度法についてどういう法律なのか、また準備書では品川駅を始点に区内のどこを通るのか説明をお願いします。

計画では北品川4丁目に変電所と非常口が予定されています。ここは品川学園のグランドの脇ですが、

Q.JR東海は変電所の規模と周辺住民への影響をどのように示しているのでしょうか。

また長期間にわたる工事がここでは予想されるのですが、その時工事車両は日量何台なのか。そしてどのルートを通るのか。建設掘削土はどこに運ばれると示されているのでしょうか。 

区にかかわる懸念として具体的には地下水が増大している問題です。昨年、建設中の首都高中央環状品川線で、工事中に大量の地下水がわき出ました。都建設局は、「ボーリング調査に基づく予想とは異なる箇所から水が出てきた。地下水の流れは簡単に把握できない」と4月27日の読売に掲載されました。 

また国土交通省関東地方整備局東京第二営繕事務所のHPに記されている通り、リニアが走行する区域には日本有数のガス田(南関東ガス田)が広がっています。2007年の渋谷の温泉施設のガス爆発は記憶に新しいところで、地域によっては、可燃性の天然ガスが地表に出ているなど状況も異なるようです。 南関東ガス田に係る調査は、非常口近くの3か所で行われていますが、数少ない調査地点の一部から、爆発限界を超える濃度が測定されています。 

13年にわたる長期工事で、特に6年目には北品川4丁目の変電所・非常口工事で一月最大23.766代台のトラックが走行することになっています。単純計算で25日8時間の工事で10分に20台の車が運行することになります。住民の生活環境は相当悪化するものと考えられます。 

Q.区長は区民の福祉向上、健康を守る立場で、環境評価準備書にどのような回答をされたのか伺います。

Q.また先ほどあげた疑問に準備書ではあまり触れられていません。住民生活に大変重大な影響が出る課題があることを区は認識されているでしょうか。区として区民に説明あるいは情報提供をする道義的責任はあると考えます見解を伺います。