解釈改憲による集団的自衛権行使容認反対の意見書を国に出してほしいという請願は否決

2014年7月10日 00時48分 | カテゴリー: 活動報告, 議会報告

採決(2014年7月9日品川区議会本会議場)

7月1日、安倍内閣は集団的自衛権行使に向けて新たな「閣議決定」を行いました。
新閣議決定は集団的自衛権を行使するために、憲法解釈を変更し、憲法9条を骨抜きにする政治的暴挙です。これは「改憲」の水準を超えた「壊憲」攻撃であり、断じて容認することは出来ません。

6月30日に総務委員会で審議された「解釈改憲による集団的自衛権行使容認に反対する意見書提出を求める請願」は賛成反対が同数となり委員長(自民)採決で不採択となりました。品川・生活者ネットワークはこの採決結果を不服とし、7月9日の本会議で賛成討論を行いました。私のほかに共産党、民主・改革ネットも賛成討論を行い、本会議場での表決となりました。

結果は賛成が品川・生活者ネットの私みんな無所属:藤原さん、須貝さん、民主・改革ネット:稲川さん、石田さん、阿部さん、向さん、大倉さん、木村さん、共産党:南さん、飯沼さん、鈴木さん、中塚さん、石田さん、無所属:高橋さん、

反対は自民党(議長を除く)全員:伊藤さん、大沢さん、沢田さん、鈴木さん、須藤さん、本多さん、松澤さん、渡辺さん、渡部さん、公明党全員:浅野さん、若林さん、武内さん、山元さん、金野さん、鶴さん、阿久津さん、塚本さん、みんな無所属:吉田さん、無所属:西本さん、原さん、鈴木さん。

賛成15対反対21 

あえて記名で書かせていただきました。
生活者ネットは採決の態度は議員名で表記するのが望ましと考えます。選挙の投票は議員への白紙委任ではありませんから選んだ議員が議場でどういう判断をしているのかチェックをして選挙で審判を下す。市民主導の政治の実現には不可避です。 

(井上八重子)

≪以下賛成討論≫

 私、無所属の品川・生活者ネットワーク井上八重子は請願第4号「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に反対する意見書提出を求める請願」に賛成の立場で討論を行います。 

2014年7月1日、安倍内閣は集団的自衛権行使に向けて新たな閣議決定を行いました。新閣議決定は集団的自衛権を行使するために、憲法解釈を変更し、憲法9条を骨抜きにする政治的暴挙です。
 立憲主義の立場に立つならば、戦地に自衛隊を派兵すること、戦争に日本国家が参加すること等、この国のかたちを歪める政治を行う場合、憲法の定めに従った手順と手法が必要です。この国の戦争参加という重大な選択は主権者・国民が決めることであり、時々の内閣が勝手に決めることは出来ません。まして、今回のように議会の審議もほとんど経ずに与党協議で決定する手法は民主主義の破壊であり到底容認できません。 

 従来自民党政府は1972年政府見解で個別的自衛権を抑制し、集団的自衛権を違憲としてきました。集団的自衛権行使とは「他国の戦争」への参加であり、憲法9条の下では違憲だとの立場でした。
 安倍内閣はこの憲法解釈をあっさり投げ捨てました。国際平和協力を掲げて自衛隊が初めて国境を超えたのは1992年6月PKO法の成立からでした。あれから20年余、海外での自衛隊は公式には戦地や戦闘に参加することは出来ないとの憲法9条の規制を受けてきました。安倍内閣の閣議決定はこの憲法9条の制約を取り払うことで、国際的な軍事協力と戦争参加への道を選択したのです。戦後69年、日本国家の戦争参加を許さなかった力は、人々の戦争拒否の社会的気運であり、敗戦の犠牲の上に再び戦争を繰り返さないという憲法9条の力でした。安倍内閣はこの平和の伝統と歴史と憲法を捨てるつもりです。 

集団的自衛権行使容認の是非は主権者国民の判断にゆだねられる事項です。
解釈改憲で集団的自衛権行使を認めてはならないというこの請願に、議員の皆様の賛同を呼びかけて賛成討論といたします。