上級救命講習を受けました

      品川区議会では上級救命講習を今年久しぶりに行いました。私は初当選した年(2003年)に一度行いましたが、証明書の有効期限も3年なのでとうに切れていました。
朝9時から17時までみっちり7時間の講習を私は2回目の7月16日に受けました。総勢25名の区議会議員がバイスタンダー(その場に居合わせた人)のリーダーになってくださいと講師から激励されて、研修に望みました。 

講師は東京防災救急協会の岩本さん、それから大井消防団から3名の方が協力してくださいました。

なぜこの研修を受けるのか?それは自分の為です。特に成人に多い心疾患や脳疾患などの突然死を防ぐための知識を得ることは、その情報を家族や周りに伝えることで救命の一歩になります。岩本さんが冒頭おっしゃいました。なるほど・・・。 

そしてまずは応急手当の講義。救急車が来るまでに応急手当をしておくと、その後の救命率が格段に違う。傷病者を見つけた時には、まずは大きな声で周りの人を巻き込み、119番通報、AEDを持ってきてもらう、意識を喪失しているときには迷わず心肺蘇生。

 一連の応急手当の動作を3人づつに分かれて数回実技。初めはなかなか声も出ませんでしたが、なれてくるとアドリブでスムーズに声も出て動きを自信を持ってできるようになりました。 

そのあとには三角巾を使った止血法や毛布を使った搬送などの実技をしながら様々な知識を得ることができました。

最後に知識の確認という簡易ペーパーテストがありました。この中で私が悩んだのは、「傷病者を発見した時大声で助けを呼んだが、誰も助けに来なかった。普通の呼吸もなく意識もなかったので心肺蘇生を行った」という設問でした。さて答えは○でしょうか。×でしょうか。

 答えは×です。誰もいないときでも、まずは119番に通報するが正解です。

 いろいろと誤解をしていたことを発見し、理解をすることができてとても有意義な研修になりました。(井上八重子)