さよなら原発品川アクション発足3周年記念講演会を開催します

2011年3月、福島第一原子力発電所の爆発で地元住民も日本中も大きな被害を受けることとなりました。未だに14万人以上の方が故郷を追われ、避難生活を余儀なくされています。ところが政府は福島の原発事故の被害を過小判断し、子どもたちの健康調査も18歳未満の甲状腺がんのエコー検査しかしていません。そして甲状腺がんの発生率が異常に高いにもかかわらず原発事故との因果関係は認められないという見解です。低線量被ばくの影響が定かではない状況下では、妊婦や子どもは避難をすべきなのに、国は避難区域の指定を解除して帰還政策という逆方向に進んでいます。 

さらに放射線汚染水を止める技術もとん挫している状況で、地元漁港の理解を得られたら海洋に放出するとしています。海洋汚染は拡散し、安倍首相が世界に向けて発信した“アンダーコントロール”という言葉は信じられません。

 このような危機的状況であるにもかかわらず日本政府は、今秋にも川内原発(鹿児島県九州電力)を再稼働させようとしています。
世論調査でも多くの人たちが反対の意思表示を示しているにもかかわらず、安倍政権の対応は到底容認できるものではありません。 

私は『さよなら原発品川アクション』の共同代表をしていますが、この会は福島原発の大惨事を教訓に原発の再稼働は許さない。どんなに人類の英知を集めても人類とは共存できない原発に、依存しない電力の自治をめざして発足しました。品川周辺で原発ゼロに賛同する有志が集まって、毎月11日を中心に1000万人署名や宣伝行動、原発ゼロをめざすパレードなども行っています。

 2014年9月20日(土)は大井第2区民集会所で第4回総会と記念講演を開催します。

どなたでも参加していただけます。関心のある方はお越しください。

 発足3周年記念講演

脱原発!原発に代わる市民発電所の未来 

日時:2014年9月20日(土)14:00~

会場:大井第2地域センター区民集会所第1第2集会室
   
品川区大井2-27-20 ☎3772-2000
   JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線、大井町駅徒歩10分

講師:山﨑求博さん(NPO法人足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ事務局長)
(プロフィール)
1969年東京生まれ。東海大学在学中に所属した環境サークルをきっかけに環境問題に関心を持ち、大学卒業後、東京都庁で働きながら、日の出町ゴミ処分場問題に関わる。1997年地域の仲間と「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」結成に参加し、2001年から事務局長を務めている。 

参加費:500円

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福島原発事故以後、原発~エネルギー問題を自分たち自身の暮らしの課題ととらえ、視市民の共同発電所やファンド設立等原発から脱却するための再生可能(自然)エネルギー創出の取り組みが全国的に広がっています。その拡大に向けて私たち市民ができること、自治体や企業との共同の取り組み等について皆で話し合いたいと思います。 

主催 さよなら原発品川アクション 
   平和共同事務所気付 ☎3783-3370

会員募集中:当日入会の方に限り、年会費2000円に参加費500円を含みます。

(井上八重子)