早朝から曇り空で、たぶん見えないんだろうと思い込んでいたら、テレビ画面にはあちこちの中継所で金環日食の映像が映し出されているではありませんか。
ひょっとしてと思っていると家の外からも小さな子どもたちの歓声が聞こえるのです。
あわてて玄関を出て、太陽の見える位置に行くと、曇り空からうっすらときれいな金環日食を見ることができました。すご~~いきれい。
一緒に見ていた隣人からメガネを借りましたが、目が慣れるまでに時間がかかるうえ、なかなかきれいなリングを見ることはできない。不幸中の幸いで、曇り空がメガネの役割をはたしてくれました。
次に東京で金環日食が見られるのは300年後とアナウンサーが話していました。追っかけて金環日食を見るマニアには程遠い私ですが、世紀の瞬間に立ち会ったことは最高にうれしいことです。
登校時間を繰り上げたり、近隣住民に学校を開放したりと、さまざまな工夫で、子どもたちがみんなでワクワク楽しめる天文ショーを区内の学校も提供してくれたと聞いてうれしく思いました。(井上八重子)