議場を区政の説明にもっと活用しよう

発言事項の事前公開を求む

 24日から本会議が始まりました。4回行われる定例本会議のうち、第1回だけには区長の所信表明と代表質問が行われています。交渉会派の幹事長が代表質問をします。区議会によって違いますが交渉会派は、品川区議会は3人からの会派です。

会派を代表して大きく区長の所信表明に対して質すというようなことですが、代表質問も一般質問の中に入るのであまり変わらない内容もあります。今回は代表質問が5人、一般質問が8人です。
品川区議会の議員の質問時間枠は1人5分×4回で20分、1回最低20分と決められているので、年間通して1回しか本会議での質問ができません。(東京都の市部議会は毎回議員の質問機会がありますが、23区は時間の違いはあるものの制限が厳しい議会が多いです。)
 
さて議員の一般質問は議場で行う陳情といわれるように、具体的な提案がいくつもあります。そこで質問者の発言項目を区民が事前に、知ることができれば、関心のある項目については区民が行政の考え方を知る機会として傍聴する事ができます。
品川・生活者ネットワークは市民に開かれた議会改革として、議会に出される議案と一般質問の発言項目を、事前に公表するよう議長に提案しています。
現在は議員も本会議初日の当日、議場の席上に置かれている資料で初めて発言項目を知ります。

他の自治体ではすでに事前公開をしているところがあります。
品川区議会で事前に公開しようとした時に何がネックになるのかといえば、特段考えられません。

なぜなら議員は議場で発言する場合、議長に発言の通告をしなければなりません。質問者は質問項目と要旨を議長に本会議1週間前に通告するので、通告後は簡単に変更をしません。
ですから議会運営員会で「本会議初日に公表」という議会の申し合わせ書の文言を「通告後に公表」とか「議案発送後」とか、これは議運の議論にゆだねるとしても、早急に検討してほしいと思っています。(井上八重子)

≪青い空とゆったりした駅舎。時間がゆっくり過ぎるようです。内房線・館山駅≫