とにかく楽しいライブでした。久しぶりに大きな声を出して笑ってしまいました。ライブは笑いがいかに健康には大切であるかをユーモアたっぷりに語るところからはじまり、1時間30分飽きることなく楽しませてもらいました。(パントマイムのプロですがパントマイムは1箇所だけでした)一緒に行った友だちがこんなに面白いと知っていたら、中学3年の息子も連れてくるんだったと残念がっているほどでした。
終盤には松元さん演ずる憲法くんが登場しました。
憲法の意味、国民が無関心ではダメ、みんなで考えていくことが大切というメッセージを強く感じました。圧巻です。感動しました。
憲法くんはいま58歳。リストラの危機です。60年前終戦を迎え二度とこの悲惨な戦争を繰り返さないために、日本は他国を武力によって攻撃することはしないと生まれたのが憲法くんです。
法律は国民を規制するものですが憲法は違います。主権者である国民が国家及び政府を監視するものです。憲法は国がめざす理想であるはずが、いまの憲法改正の声は現実に合わないから変える必要がある、米国に押し付けられた憲法だから自分たちで作り直すんだというものです。国がめざす理想を現実に合わせるのではなく、現実を理想に近づける努力をするのが国家の責任だと訴える憲法くん。
日本の平和憲法の9条は日本が他国の人を殺すことは決して許しませんでした。しかし9条改正は日本国が人殺しの国になることを許すことになるのです。主権者である国民がどんな日本でありたいかを国家に対して言わなければいけません。無関心でいてはいけないのです。
このライブで改めて日本の平和憲法の大切さに気づくことができました。