2004年の都市計画決定に向け、用途地域の見直し(埋め立て事業の完成による地域、地区計画の策定により将来の市街地像が明らかになっている地域、道路整備による地域等)が昨年5月から始まっています。用途地域等の見直しを指定する地域として品川区内10箇所の見直しが都市計画審議会で審議されてきました。
現在の用途地域は1996年に大幅な見直しで決定したものです。用途地域は快適で調和のとれたまちを実現するために、土地の利用や建物の建て方を規制、誘導するまちづくりのルールです。しかし用途地域はまちづくりのとても大きな枠組みですから、地域住民が地域特性に合わせた、住環境を守っていきたいと考えたときは『地区計画』をつくっていくことが必要になります。住んでいる人たちが地区の課題にきめ細かく対応できるものをつくることが可能になります。住宅街のマンション建設の建築紛争を防止するひとつに地域住民の合意で地区計画があることもポイントです。
自分の住んでいるところで隣に最高何階建ての建物が建つ可能性がある地域なのか知っていますか。道路が整備されることでまちが分断されたり大きな建物が建設可能になったりとまちは徐々に変わっていきます。
まちづくりは自分のまちを知ることから始まるのかなと思います。まちを知りたいと思った人、まちづくり!何かを始めたいと思った人、生活者ネットワークにメッセージをお寄せください。