西品川の旧JTアパート跡は土地開発公社が先行取得

2月20日(水)の本会議終了後に、私が委員を務める土地開発公社評議員会が行われました。議題は2012年度補正予算と2013年度の予算・事業計画です。 

補正予算で提案されたのは、しながわ中央公園に隣接する西品川旧JRアパート跡地を取得するための50億円の補正予算です。そして2013年度事業計画で、この50億円と通年事業の用地取得経費の10億円を合わせた60億円を金融機関から一年未満の返済という条件で短期貸付を受けるというものでした。 

ここの土地は都市計画公園として購入するために、国や都の補助金があてにでき、区の一般財源がいくら必要なのかわからないので、先行して土地開発公社が一時的に購入後、結果的には品川区に売却するものです。 

2013年度なのか2014年になるのか定かではありませんが補助金額が確定すれば、土木費の用地取得経費として予算書あるいは決算書に計上されます。あまり長引けば金融機関への返済利息が増えるので早く区に買い取ってもらうことが望ましいのですが、国や都との交渉事で区の思うようにはいかないということです。 

行政の会計にはこのようなタイムラグがいたるところにあるので難しいです。(井上八重子)

※用途には区民要望が様々にあるのですが、都市計画公園とした理由は国からの補助金です。一方で都市計画公園という縛りがかかってしまうので、何年たってもほかの用途への転用はできません。防災拠点とする意義は大きいと区長は発言していますが、住民の避難場所として『適地』なのかというば、線路に囲まれたこの地形は、決して適地とは言えないでしょう。。。