発達障がい者の思春期から成人期への継続した支援が拡大されます
新メンバーになって第1回目の厚生委員会で、上大崎の鉄道弘済会アフターケアセンターという通勤寮跡施設を区が借り受けて『発達障害者成人支援拠点』を整備する概要が報告がされました。
鉄道弘済会の不動産部門が同施設を所有したまま、品川区の意向に添った設計で改修工事を行い、20年間の使用賃貸借契約を結ぶのだそうです。
工事経費は1億5000万円ほどを見込み、工事費と税等必要経費相当額を20年に見合った額で使用賃借料を算定するのだそうです。ひと月百万円位の支出になるのではないかという答弁でした。
3階建で1階が発達障がい者対象の就労支援施設で、2階は現在パルレがつばさの家で行っている発達障がい・思春期サポート事業を継続出来る場と成人期の相談室も2部屋確保できるそうです。3階は知的障がい者のグループホーム5床という内容です。
事業開始は2014年4月で、運営は1階と3階の運営と施設維持管理ができる指定管理者を簡易プロポーザルで募集する準備をしているそうです。指定管理者指定の議決は第4回定例会に予定されています。発達障がいの相談と理解への普及啓発をけん引してきたNPO法人パルレと十分な連携が図られるように行政として配慮し、障がい者支援が前進していくといいなと思います。(井上八重子)