「子どもの権利」というと出てくるのが「子どもの義務」~7か月の孫を見てこの子の義務は何だろうとしばし考えました~

インクルーシブとは逆行するような品川の教育について山梨学院大教授の荒牧重人さんに質問。インクルーシブ教育の重要性を言い続けるしかありません!

子どもの権利条約を批准して20年。国連採択から25年が経過した記念すべき2014年。3月30日(日)雨模様の中、子どもの権利条例東京フォーラムが主催する~東京都・自治体の子どもの権利施策はどこまで進んだか~と題した記念シンポジウムが東洋大学で開催されました。 

すべての人々を対象とする人権条約は存在していましたが、子どもの持つ特徴(成長発達の過程にいること、特別な保護や援助を必要とすることなど)に配慮し、子どもの権利に特化した国際条約が子どもの権利条約です。前文と54条からなるこの条約がなぜ東京では承認されないのかという問題提起とともに、自治体それぞれの取り組み施策が報告されました。 

いじめ防止対策推進法では学校にいじめ防止基本方針の策定を求めています。方針の策定において注意したいのが子どもをはじめ保護者、地域住民の声が十分に反映されているのか。「いじめがあること」自体をマイナス評価することが、「責任を追及されたくない」といった大人の思惑により「いじめ隠し・隠ぺい」に繋がっていた。「いじめの根絶・廃絶」ではなく「いじめがあること」を前提として子どもの最善の利益が優先されているか。いじめ対策が「いじめは絶対に許されない」「いじめは卑怯な行為である」というような道徳・規範意識や違反者への厳罰に傾いていないか。等々、学校が基本方針を策定する際には子どもの権利の視点を反映させていく役割を担わなければならないのだという思いを強くしました。 

品川区もいじめ防止条例の策定を考えているという議会答弁が2013年第3回定例会でありました。しかしいじめに特化した条例をつくってもいじめはなくなりません。子どもたち一人ひとりに守られる人権があること。そしてその人権を認め合うことを会得する力を学校現場で育てるのがまずは第一歩ではないか。私は諦めずにそのための提案を繰り返します。

7か月の孫の義務よくねて飲んで(食べて)、出すものを出して元気に成長していくこと~
他には義務を思いつきませんでした。