ストップ・リニア訴訟第12回口頭弁論
今日(11月29日)付け東京新聞朝刊にリニア中央新幹線の北品川非常口の写真が公表されていました。直径が36メートル、地下83メートルという巨大なマンホールのような穴です。品川学園の反対側に、山手線や京浜東北線の車窓から工事現場を確認することができます。品川区民のほとんどがこのような工事が行われてきたことを知らされていないと思います。またこの穴が、区内を横断する大深度地下掘削工事の始点となり、200万㎥ともいわれる掘削残土がこの「穴」から運び出される計画になっています。その工事が始まれば、ピーク時には1日840台のトラックが品川学園前の道路を通ることになります。渋滞が予想され、品川消防署から出庫する消防車や救急車にも影響が出ることは必至です。住民生活に影響が事業については品川区として、もっと積極的に情報提供を行うべきです。
品川区はリニア中央新幹線の経済効果に期待するとしていますが、品川駅周辺がにぎわっても港区です。羽田新飛行ルートの観光客をあてに観光政策に力を入れるとしても、京浜急行もモノレールも品川区は通過地点どまりではないでしょうか。オリンピックや不透明な経済効果に惑わされず、品川区には直接区民の福祉向上を責務とする自治体として、区民生活への影響をもっと真剣に考えてほしいと思います。
以下裁判傍聴のご案内です。
第12回口頭弁論が11月30日(金)午後2時30分から東京地方裁判所103号法廷で開かれます。法廷では引き続き原告側の主張に対する被告(国)側の弁論が行われる予定です
<11月30日の行動予定>
13:15 東京地裁前集合地裁前集会
14:00 傍聴券抽選
14:30 開廷、15:20 閉廷
15:45 裁判報告
16:15 シンポ
『工学的見地から見たリニア新幹線の問題』
衆議院第一議員会館多目的ホール
(14:30~1階ロビーで入館証配布)
17:45 終了予定。
これまで同様に多くの皆さんの結集で傍聴席を埋めましょう。
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