建設委員会で羽田関連請願陳情審査が行われます

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羽田低空飛行ルート計画が公表されて以来、近隣区の皆さんとも連携して白紙撤回のアクションを行ってきました。(2017.1.22大井町ペデストリアンデッキ)

品川区議会第1回定例会が2月20日から開会しています。
そして2月25日、26日が常任委員会です。

代表質問や一般質問でも取り上げられた羽田低空飛行ルート計画ですが、25日(月)10時から開催される建設委員会で議案審査の後、請願陳情審査が行われます。

14件の請願陳情のうち7件が羽田関連の請願陳情です。
委員会の予定は区議会HPに公表されています。こちらから

平成31年陳情4号「羽田新飛行ルート計画の教室型説明会を報道機関に公開するよう求める陳情」は私が提出しました。説明会において報道機関を排除する理由が納得いかないからです。本会議で同様の趣旨の質疑に対し、区は「説明会を主催する国土交通省が判断すべきことである」と答弁しています。

この品川区の態度に対して、区民の負託を受けた議員で構成された建設委員会が、区の判断を支持するのか、それとも区民の意見を支持するのかが明らかになります。

判断を会派で議論して決定してくるのですから、自民、公明、共産、国民民主の各会派と所属無所属議員の態度はこの委員会で表明されます。

建設委員会に所属していない生活者ネットッワークはこの場で態度を表明することはできませんが、本会議の場では採択に立つことは当然です。

この度の委員会は任期最後の議会となるため、すべての請願陳情が完結することになります。委員会では採択・不採択・継続審議という判断がありますが、もし継続審議という判断となれば審議未了で廃案となってしまいます。羽田関連については喫緊の課題であり、継続という手段で逃げることは許されません。品川区議会がどのような判断をするのか、ぜひ傍聴をして見極めましょう。(井上八重子)

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平成31年陳情第4号
羽田新飛行ルート計画の教室型説明会を報道機関に公開するよう求める陳情

【陳情趣旨】

品川区と国土交通省が実施する羽田新飛行ルート計画に関する区内教室型説明会において報道機関を排除しないで開催することを求めます。

【理由】

住民が望む教室型説明会が品川区の根強い働きかけにより実現したことを評価しています。マスコミがなかなかこの計画を取り上げない現状がある、この計画についてはまだまだ知らない区民がたくさんいます。住民説明会での説明や質疑を、様々なメディアが報道することによって、関心を持ち、現状を理解する人が増えてきます。

国は住民に丁寧な説明を行い十分な理解を得ていくという方針がありながら、報道の機会を排除することは矛盾していると考えます。

国土交通省がマスコミを排除する理由として、会場にマスコミが入ると会場に来られなくなる人や発言ができない人が出ることを危惧すると述べています。仮にマスコミに撮影されたくないという方がいるのであれば、非撮影エリアを設ければよいだけです。様々な集会では当然行われている配慮です。

区内の初回説明会では区は報道機関の入場を許可したと報道されました。区の公正な判断を支持します。

以上