決算特別委員会真っ最中
新人議員にバトンを渡して5か月が経過しました。現在は、品川・生活者ネットワークの事務局長として、生活者ネットワークの市民の調査活動と共に新人議員の議員活動のバックアップをしています。
9月17日から開会している第3回定例会では、文教委員会の傍聴をしました。すまいるスクール条例の審査では「突っ込みどころ満載」という内容でした。品川・生活者ネットワークのHPにすまいるスクール条例審議の傍聴報告をアップしましたが、ツイートを13件もいただくなんて初めてです。当事者の方やこれからすまいるスクールを利用しようという保護者が関心を持っていることが良くわかります。ただ関心があるというレベルではなく、生活に直結する重要な問題意識のあらわれであることが想像できます。
生活者ネットワークが現在行っている「すまいるスクール緊急アンケート」にはHPからもご意見を寄せていただいます。就労の状況にご意見はさまざまです。当然のことです。その当然の意見を行政は聞き取りもしないで決めてしまうのか!トップダウンの品川行政のやり方を『またか』と思ってしまいますが、『またか』では本来済まされません。
10月10日(土)10:00から11:00という短い時間ですが、すまいるスクールについての意見交換会を開催します。場所は品川・生活者ネットワークの事務所です。お気軽にお立ち寄りください。
さて、10月2日から始まった決算特別委員会。生活者ネットの新人議員は毎日質問をしています。初めての決算委員会ですから1日20分、交互に質問に取り組んでいます。たった20分と思われるかもしれませんが、1400億円もの予算執行に対して議員一人1日10分しか決算に対して質問時間が認められません。いろいろ気になることはありますが、そこから絞って聞いていくしかありません。音声だけしか聞くことはできませんが、1日目2日目は二人の議員、吉田さん、田中さんの質問を傍聴しました。
他より公共施設の少ない上大崎のシルバーセンターの柔軟な運用を提案、配偶者暴力防止計画の実効性ある研修の提案、区民住宅の滞納者に対して督促だけではなく、家計診断などのサポートで改善を求める提案、視覚障がいのある方の同行援護で家族の介助を要求する根拠を質し、その根拠のないことを確認、誤解を与えない支給決定を要望。重度障がい児のレスパイト事業のピッコロでの受け入れ実績が年間2名しかないことを明らかにし、改善策を求めるなど、提案をしています。
10時から18時近くまで行われる委員会ですが、4日目となる7日は質疑開始冒頭に自民党のM議員から、復興支援を悪用した桜ツーリズムの件について動議が出され、理事会が開催され30分ほど暫時休憩が入ったりと毎日、新人ならではの驚きがあるようです。委員会での質疑の内容について、委員会が終わった後でネットワークの事務所で意見交換をします。そして整理して翌日に備えています。
生活の中で感じる不都合や課題などをひと言提案として日々生活者ネットワークは頂いてます。個人の課題と思われることが、社会全体の問題ということがたくさんありますから、頂いたご意見を調査しながら、政策化し市民の政治参加を拡げる活動と共に、自治する品川のまちづくりに少しでも貢献できるようにしたい、と、決算委員会の報告を聴きながら改めて思う今日この頃です。(井上八重子)