中心になって進めたのは「ひとにやさしいまちづくりをすすめる大田区民の会」で、メンバーには身体障害者の方や視覚障害者の方、聴覚障害者の方々、ガイドヘルパー、地域の方々がいます。
合同バリアフリーチェックということで、大田区民の会の方々、大森駅周辺を管理する大田北地域行政センターの方々(行政職員)、警察、地域の方が参加しました。
7つの班に分かれて、目や耳の不自由な方、車椅子利用の方がそれぞれの班に入り、歩道や道路の段差、点字ブロックなどさまざまな項目のバリアチェックをすることになっていました。しかし当日は雨降りでしたので、車椅子の方は危険を避けるために参加を見合わせました。
大森駅は品川区も隣りあわせということで、私たち品川区民も参加しました。私は品川区界を含む大森駅周辺の放置自転車のチェックをしました。雨の影響でいつもより自転車の台数は少なく、700台弱でした。視覚障害の方が一緒に回ったのですが、道路に置かれた自転車がバリアになっていました。
1時間半の調査を終えて、大森ベルポートの会議室ですぐに班ごとのまとめを発表しました。それぞれのコースのまとめの発表の中で、視覚障害の方が報告した点字ブロックの不備には驚きました。点字には誘導ブロックと停止ブロックがあるけれど横断歩道の前のブロックが表示のまま進むと直接道路に出てしまうところがあってよくこんなものを平気でつくっておくものだと指摘していました。行政職員が同席していたので、すぐに改善されるとよいと思います。この会で行うバリアチェックは蒲田駅についで2度目だそうです。報告書は交通バリアフリー基本構想への提案としてまとめることを目標にしています。
品川区でも誰もが安心して利用できる道路や施設の点検を市民・行政と取り組めるように働きかけていきたいと思います。