2002年に都市計画決定されましたが大崎駅西口(約60ha)が「大崎駅周辺地域都市再生緊急整備地域」に指定されたので、全体を通して一体的な街づくりを目指すことが望ましいと都市再生ビジョンが検討されました。品川区助役を会長に近隣再開発準備組合理事長、地域企業関係者、東京都再開発プロジェクト推進担当という開発を推進しようという方々の集まりである「大崎駅周辺地域都市再生緊急整備地域まちづくり連絡会」が15年2月設立され都市再生ビジョンをまとめました。ビジョンに基づき変更案が検討され素案が出されました。
大きな変更点では住宅棟の戸数が230戸(高さ120m)から1120戸に増え、駐車場台数は300台から590台、建物の高さは143m(地上36階地下3階)が2棟建築されることになります。〔※120mは地盤面からの高さ、143m+TP(海面)からの高さで高さは変わらないという説明ですがよくわかりません。〕
11月17日には首都圏の直下型地震対策の専門委員会が首都圏で直下型地震が起きた時には23区は広い範囲で震度6弱以上の揺れがあると指摘しました。高層住宅が住む人に及ぼす影響も懸念されます。耐震高層住宅で24時間身体に感じる揺れが人体に及ぼす影響、屋外に出ることが負担になる高齢者や子どもの増加、火災・災害対策、大型住宅の廃熱によるヒートアイランド現象、どれをとっても高層化のまちづくりを改める時にきていると私は思います。景観も含めて品川全体の街づくりを市民が主体的に考えることのできる場が必要です。
都市計画変更案の縦覧・意見提出期間は上記期間中に限られます。場所は品川区本庁舎6階、都市計画課です。
◎首都高速中央環状品川線は喚気所を巡って五反田地域で住民の反対が起こっていたにもかかわらず、15日に東京都は都市計画決定をしました。反対を述べる公述人発言も東京都都市計画審議会では報告されない、住民説明会は平行線、市民の声が届かないまま計画あり気で決定されたことが残念でなりません。品川区が今後は東京都に喚気所の改善を強く要望するように働きかけていきます。
中央環状品川線建築事業の環境影響書の縦覧が12月14日(火)まで行われています。
場所は品川区本庁舎7階、環境課です。(地域センターでも閲覧できます)