リサイクルショップ「リボン」の運営のあり方

1997年12月にリサイクルショップ「リボン」旗の台店がオープンし、1999年大井町店が設置されました。リサイクルショップ条例の設置目的には区民による資源の有効利用とごみの減量を推進し、資源循環型社会の形成を図ること明記されています。しかし近年では民間のリサイクルショップが多数存在していることを考えると、区の事業として継続することが適当かどうかを見直す必要があるということで検討の結果、あり方が区民委員会に報告されました。
 
この施設は都市整備公社に事業委託しているため、2006年には指定管理者制度の対象となるものです。しかし指定管理者制度に移行するかどうかは今後の検討であり現在は未定といいます。2005年は当面事業委託を同公社に継続するが、本年第1回定例会本会議で条例を廃止し、公の施設から店舗にして、買い取りもできるようにします。また要綱の中で手数料率を現在の2割から4割に改定し採算ベースをあげていく方針です。
ゆくゆくはNPO等の運営によるコミュニティビジネス移行も視野に入れるというあり方が示されました。

委員会の中で環境部長には場所代だけでも払ってもらえるような形で委託協定を結ぶような形もありうるという答弁を引き出しました。家庭で眠っている衣類や食器などが有効活用され、さらに売り上げの一部を環境への取り組み費用にするリサイクルショップが各地で市民の間に広がっています。学校や幼稚園の屋根に太陽光発電パネルを設置したり、樹木の移植費用に充てたりすることを目的に目黒区や練馬区の市民の間で『エコメッセ』という名のリサイクルショップが始まっています。品川でもこんなことがやりたかったという人が集まって、ワーカーズやNPOなど多様な働き方で『リボン』が生まれ変われるといいですね。一緒に考えてみませんか。