「ねこにエサを与えるあなたへ!!」のプレート作成が市民の声で実現しました。

地域でねこにエサをやりながら不妊・去勢手術に取り組む活動をしている市民の声が届き、品川区がプレートを作成しました。
これは今までの「エサやり禁止」の掲示板とは違うものです。

野良ねこについて健康課にはたくさんの苦情が寄せられています。ねこにエサをやり、散らかされて迷惑をしていることやエサをやることでねこが集まってきてしまうなどさまざまです。

一方でねこにエサをあげるだけでなく、捕獲・手術・里親探しをしている人たちもいます。そこで私は昨年決算特別委員会で道路公園課や健康課(保健所管轄)に「不幸な野良ねこを増やさないために、迷惑だからエサをやるのを禁止というのではなく、不妊・去勢手術に取り組む活動があることを地域に知らせる必要がある。そこでねこ好きな人もねこ嫌いな人も共に地域で考えていけるよう検討を進めてはどうか」と提案しました。

出来上がったプレートはまだ広く公の場に設置するというものではありませんが、個人の所有地には自由に掲示してよいということです。

 本年度は飼いねこの不妊・去勢手術への補助が拡大し、さらに新規で飼いねこ以外に対する手術費用の補助金が予算化されました。しかし飼いねこではないために、エリアを決定するか否か、活動団体にどのように依頼するか、手術後のマークをどうするかなど今後の課題はたくさんあります。

品川区は秋ごろに、不幸なねこを増やさない活動に取り組む市民と、意見交換をしながら進めていく予定です。市民の声が反映するしくみを作る前向きな行政の姿勢は応援したいと思います。