平和を守る、非戦の街づくり「無防備地域宣言運動」

  終戦60年を迎え、私は平和の尊さを次世代に語り継ぎ、決して戦争をしない国として平和憲法を守って行きたいと考えています。しかし、「9.11事件」以降、米国は「対テロ戦争」「大量破壊兵器拡散阻止」などをあげて新しい戦争に乗り出し、その戦争に日本は加担しました。小泉内閣は自衛隊を派遣し、憲法を改正し、日本を「戦争のできる国」にしようとしています。自衛隊の撤退期限が12月14日に迫っています。

しかし今回の衆議院選挙は郵政民営化だけを争点にした小泉自民党が圧勝しました。私はアメリカ追随の外交政策や憲法改正が加速していく危険な国になってしまうのではないかと不安です。しかし外交や憲法や社会保障など大切な問題をすべて白紙委任したわけではないはず、きっちりと国民自身が考えて行くことが必要です。
 
  憲法を変えて戦争をできる国にしようとする動きを市民がストップしようと全国で戦争をしない平和な世界を実現するために「無防備地域宣言運動」-「無防備平和条例」制定の運動が広がっています。自らが居住する自治体を無防備地域とし戦争を防ぎ、仮に戦争が起こっても攻撃されることを禁止することで住民の生命と財産を守ろうという運動です。

  国民保護法の成立で今年3月には東京都は国民保護協議会条例を可決していますので、「国民保護計画素案」がすでに出来上がり公表されています。9月30日までパブリックコメントを求めています。
今後市区町村でも国民保護協議会を条例で設置し、国民保護計画をつくっていきます。品川区議会にこの条例案は2006年第1回定例議会に提出されます。慎重に審議する必要があります。皆さんぜひ傍聴してください。

  国民保護法では国民の平和的生存権は守られません。だから「無防備地域宣言運動」が今年は20の自治体で始まっています。
『品川無防備平和条例の会スタートのつどい』が9月19日(月祝)中小企業センター大会議室で1時30分から行われます。東京造形大学教授の前田朗氏が講演されます。
憲法を変えて戦争をする国にはしたくないです。
 
 ※写真は各界の人たちが語る平和への思いをまとめ8月2日緊急発刊された冊子です。書店になければ品川ネットにあります。ご連絡ください。