議会傍聴の機会を保障するための議場のバリアフリー。これは生活者ネットが継続して提案していることです。今定例会では車椅子でも入れる議場のバリアフリー化を求める請願が出されており、生活者ネットは賛成の立場で紹介議員に署名しています。もう一点議場の改修でネットが求めているのは、幼児連れでも傍聴できる防音設備を整えたスペースです。10月21日(火)の議会運営委員会で審議予定ですのでその審議を見守ることにしています。
最終的には議場の改修ですが、先ず出来る事として幼児がいても傍聴できるように、オアシスルームの保育を活用した託児制度を提案しました。子どももイベントごとに保育者が変わる託児より、いつも利用できる安心して過ごせる場所だからです。すでに広報公聴課では区政モニター会議に利用しているとの保育課長の答弁でしたので、後は議会側の判断ということになりました。
震災対策として家具の転倒防止器具を取り付けてくれる支援が高齢者世帯、障がい者世帯向けにあることをご存知ですか。今年は取り付けだけでなく器具の購入もシルバー人材センターに委託しています。効果的な器具の購入には専門知識が必要のはず。どのような方が区民からの相談に対応しているか質したところ、「研修を受けた人だと聞いています」との答弁。これではいかにも丸投げです。研修の実態を把握するよう求めました。
しかし2007年の実績が13件だけというほうが課題のようです。今年は建築課が耐震診断の相談とともに周知に努めたので、67件まで増えたといいます。広報紙だけではなく口コミで広げていくことが必要です。(井上八重子)
【写真】10月11日午前中の雨も止み、にぎやかなふくし祭りに行きました。