陳情内容が認められたのに不採択となっちゃう不思議

今定例会にも請願・陳情が議会宛に提出されています。私が所属する建設委員会には3件、そのうちの陳情が不思議な事態になっています。
 
 陳情の内容は、大井町ロータリーに車椅子の乗降場所として用意されたスペースがありますが、この場所の表示が分かりにくいこと、2台の車椅子用のマークがあるが2台停車したときどう動いていいのか分からない、交番に聞いても納得できる説明ではなかったなど、いくつか不都合を指摘し改善を求めるというものです。
 
 大井町駅前の整備をするときに、停車した車から車椅子へ乗り換える際、安心して移動ができる場所を要望する声が障がい者の方たちからたくさん出されました。区は警視庁やタクシー会社等、関係する人たちと協議し、駅の一番エレベータに近い場所ということでスペースを作りました。

このような経緯でつくられたものですが、利用者にとっては使い勝手が良いとはいえなかったようです。
区は利用者の利益を最大限取り入れた改善を約束しました。
・駐車場ではなく一時停車場所であることを示すわかりやすい表示の書き換え
・この場所の管理責任者は区であるという表示を新たにつける
・2台を一台にして一方通行の誘導表示を入れるなど

ネットは陳情者の要望は取り入れたと趣旨採択と判断しました。
 
 ところが結果的にこの陳情は不採択になりました。不採択という態度をとったのは自民・品川民主・無所属クラブ・無会です。

区が改善するとした陳情が、議会で『願意に沿わない』というのはわかりません。(井上八重子)