今日は「品川区!またですか」の思いを報告したいと思います。
決算委員会最終日の総括質疑で突然飛び出した区長の発言。控室へ戻った私たちは、明日の新聞報道!なんてことにならないかしら。ちょっと確認しておいた方がいいかもねと、急きょ答弁を求めることにしました。
総括質疑でネットも含めて、7つの会派、すべてが待機児対策について取り上げました。(すべての会派が取り上げる項目なんて、今までに私は経験がありません)
区長の発言の発端は自民党S議員の待機児解消についての質疑からです。
子ども未来事業部長の答弁のあと、部長としては踏み込んだ答弁ができないでしょうからと、突然区長が答弁にたったのです。
そこで区長は①認証保育園の保育料を認可保育園と同等にするため補助の拡大をする②保幼小連携として近接している学校で年長の保育ができるようにする。それにより園児が減るので待機児解消の策となる。
というような発言をしました。
同僚の市川議員は「区長の斬新な発言②であるが、これは区長の私案か。明日の新聞でこのことが政策決定のように報道されると、「小1プロブレム」の報道のように区民が混乱するという思いを込めて確認する質問しました。
区長の答弁はなく、子ども未来事業部長が保幼少連携の検討会で検討している課題であると答弁。同検討会は12月にまとめを行い、4月から内容は明らかではなかったが、モデル実施を行い、7月に答申を出すというスケジュールになっています。なのでけっして新聞が報道する「方針を決めた」わけではないはずなのです。
16日の朝日新聞夕刊には『品川区は保育所の待機児を減らすため、小学校の空き教室に区立保育所の5歳児を移し、保育所の空いたスペースに1~2歳児を受け入れる方針を決めた』と報じています。
品川区はプレスリリースが上手な区だとは思います。しかし区民がこのような不正確なプレスで、決まっていないことをあたかも決定事項のように知らされるのは迷惑なことです。(井上八重子)